ハチクマ(タカ目タカ科)蜂角
Pernis(ペルニス ハチクマ属-ギリシャ語でタカの一種)
ptilorhynchus(プティロリュンクス ギリシャ語でptilo羽毛のあるrynchos鼻口部-嘴)

Oriental Honey(東洋のハチを食べる) buzzard(ノスリ類-古ラテン語Buteonumが語源-鳴声由来)     L♂57cm ♀60.5cm W121〜135cm
レッドリスト 準絶滅危惧種
奈良県レッドリスト 絶滅危惧種

ヨーロッパから小アジア・バイカル湖を経てロシア極東南部・中国東北部・インドから東南アジアで繁殖し、アフリカ・東南アジアで越冬する。
日本では、夏鳥として北海道から九州にかけて渡来し、低山から平地の森林で繁殖する。昆虫類・カエルやヘビなどの両生類・爬虫類を捕食するが、7月中旬頃から林の中の地上に下りてクロスズメバチなどのハチ類の巣を掘り出して食べることが多くなる。大木の樹上に枝を集めて大きな巣を造る。春秋には渡りの群れが全国で観察される。
渡りの観られる時期;春4月下旬〜5月下旬(ピーク5月中旬)、秋8月下旬〜10月下旬(ピーク9月下旬)
【声】「ピーヨー」「ピーエー」と鳴く。

【名の由来】好んでジバチの巣を襲い幼虫・蜜などを食う習性があり、「ハチを食うクマタカ」の意。
○江戸時代前期から「ハチクマ」の名で知られている。

◇馬見丘陵公園では、稀に渡り途中に上空を飛翔して行くところを観察することがある。

2010/10  愛知    幼鳥
トビと同大かやや小さい。(翼先分離数;6)
上面は暗褐色であるが、体下面と下雨覆の羽色は白色の淡色型から、黒褐色の暗色型のあいだで段階的に様々で、体下面が無斑の場合や縦斑や横斑がある個体もあり、個体差が非常に大きい。(便宜的に淡色型・中間型・暗色型に区分されている) 尾は長めで、円尾。
成鳥♂:風切先端に太い黒色帯と尾に太い2本の黒色帯があっる。顔は灰青色。虹彩は暗色だが、赤味を帯びる個体もいる。蝋膜は♂♀ともに黒い。
成鳥♀;尾に♂よりも細い2〜3本の黒色帯をもち、虹彩は黄色。
飛翔時;翼は幅広く、頭頸部が突出して見える。
幼鳥・若鳥;翼下面の翼端は黒く見え、風切や尾羽の翼帯は細い。蝋膜は黄色い。(虹彩は暗色)
2008/09  長崎   成鳥♂  中間型
2008/09  長崎  成鳥♀  暗色型  2008/09  長崎   成鳥♀
2006/09    長崎   幼鳥  淡色型 2008/09  長崎   幼鳥