ハイイロヒレアシシギ(チドリ目シギ科)灰色鰭足鷸
Phalaropus(パラロプス ヒレアシシギ属-ギリシャ語でphalaridaオオバンのpous足)
fulicarius(フリカリウス fulicaオオバンのような)
Grey(灰色の) Phalarope(オオバンの足のようにヒレアシの意) L21cm
シベリア・北アメリカの北極海沿岸で繁殖し、西アフリカ沖・チリ沖などで越冬する。
日本には、旅鳥として沖合上を通過するが、時に沿岸近くや内陸部に出現することもある。東北地方以北の海上では夏にも少数が見られる。
♂より♀の方が羽色が鮮やかで、♀は産卵するだけで♂が抱卵・育雛する。
【声】「プリーッ」と鳴く。
【名の由来】「灰色の水かきのある(ヒレアシ)シギ」の意。
○ヒレアシシギ類の古名を「ウキチドリ」という。異名;「オキチドリ」「ウミチドリ」「メジロチドリ」
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2013/05/04 三陸沖 外洋で群れ飛ぶ 色が濃いのが♀、色が淡いのが♂、白いのは若鳥? |
♂より♀の方が羽色が鮮やか。
♀夏羽;顔全面、額から後頸が黒く、顔は白い。喉、頸から下尾筒までの体下面は赤褐色。背からの上面は軸斑が黒褐色で、褐色の羽縁がある。嘴は黄色く、先は黒い。足は淡い灰肉色。
♂夏羽;♀に比し全体に色が淡く、嘴の黒色部が多い。
冬羽;後頸からの上面が灰色で、顔からの体下面は白い。風切は黒い。後頭と眼の周りと後方に黒斑がある。
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2013/05/04 三陸沖 ♀夏羽 |
2013/05/04 三陸沖 ♂夏羽 |