フクロウ(フクロウ目フクロウ科)梟
Strix(ストゥリクス フクロウ属-ラテン語でフクロウ)
uralensis(ウラレンシス ウラル地方の)
Ural(ウラル地方の) Owl(フクロウ類) L48〜52cm W98p
奈良県レッドリスト 希少種
ヨーロッパ北部及び東部からオホーツク海西岸・アルタイ地方・モンゴル北部・中国北部及び東部・サハリン・朝鮮半島に分布。
日本では、九州以北に留鳥として分布し、平地から山地の巨木のある林に生息する。神社や寺など大きな木のあるところに多く、樹洞に営巣する。日中は暗い林の中で休息し、夕暮れから活動し始めるのが普通だが、日中に活動することもある。幅広く先の丸い翼を軽く羽ばたいて羽音を立てずに飛び、主にネズミや鳥類をとる。
日本には北海道に亜種エゾフクロウS.u.japonica、本州北部に亜種フクロウS.u.hondoensis、本州中部にモミヤマフクロウS.u.momiyamae、本州南部・四国・九州にキュウシュウフクロウS.u.fuscescensの4亜種が分布し、南へ行くほど羽色が濃くなる。
【声】♂♀とも「ホッホー、グルスク、ホッホー」という太い声で間をおいて、繰り返し鳴く。♀は「ギャーッ、ギャーッ」という声も出す。
【名の由来】奈良時代から“フクロウ”の名で知られ、鳴き声からきたという説が定説でとなっている。
○奈良時代から「フクロフ」の名で知られている。異名;「イヒトヨ」「サケ」「カクレフト」「ミナセドリ」「フクロ」
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2007/11 北海道 亜種エゾフクロウ 左;♂ 右;♀ (♀の方が縦斑が太く色が濃くみえる) | ||
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2009/11 奈良 | ||
19時ごろフクロウの声が聞こえ、カメラを持って家を飛び出す。 声のあるほうへ向かうと、アンテナと電線に2羽のフクロウがとまり鳴き合っている。 15分ほど鳴き合っていたがその後飛び去る。 |