アオゲラ(キツツキ目キツツキ科)緑啄木鳥
Picus(ピクス アオゲラ属-ラテン語でキツツキ キツツキに変えられた伝説の人ピークス)
awokera(アウォケラ 日本語でアオゲラ)
Japanese(日本の) Woodpecker(キツツキ類-木を突くものの意) L29cm
日本固有種。留鳥として本州・四国・九州・対馬・種子島・屋久島などに分布し、平地から山地の林などに生息する。幹に垂直にとまったり、枝に普通の鳥のようにもとまる。深い波形を描いて飛ぶ。アリを主食とし、樹上および地上で採餌する。果実なども食べる。
日本には本州の亜種アオゲラP.a.awokera、四国・九州・対馬の亜種カゴシマアオゲラP.a.horii、種子島・屋久島の亜種タネアオゲラP.a.takatsukasaeの3亜種が知られ、北から南へ行くにつれ、体が小さく体色が濃くなる傾向がある。
【声】「キョッ、キョッ」と鳴く。 繁殖期には「ピョー、ピョー」と鳴くことも。
【名の由来】全身が緑色をしたケラなので“青ゲラ(アオゲラ)”。木をつついて虫ケラを食べるので“ケラツツキ”となり転じて“ケラ”、またアカゲラの鳴き声を「ケラケラケラ」と聞きなして“ケラ”となったとも。
○江戸時代中期から「アヲゲラ」「アヲケラキツツキ」の名で知られている。異名;「ヤマキツツキ」「キゲラ」「チャゲラ」
◇馬見丘陵公園では、2013.03.08に初記録。
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2006/11/21 奈良 ♂ |
雌雄ほぼ同色。
成鳥;顔から頸は灰色。背から尾までと翼は黄緑色で、背と肩羽には灰色味があり、腰と上尾筒には黄色味がある。初列風切は黒褐色で、小さい白斑が並ぶ。尾の先端は黒っぽい。喉は白く、胸は灰褐色。腹から下尾筒までは白いが、脇と下腹から下尾筒にかけてV字形の黒斑がある。額と眼先は黒く、虹彩は暗赤色。嘴先端は黒く、上嘴は黒灰色で、下嘴は黄色部が多い。足は灰色。
♂;額から後頭にかけてと顎線の一部が赤く、残りの顎線は黒い。
♀;額から頭頂は灰色で、後頭と顎線の一部が赤く、赤い顎線の大きさは♂より小さい。 |
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2005/02/22 京都 ♂ |
2013/03/08 馬見 ♀ |
♀は♂に比し、頭の赤い部分が小さく後頭だけ。顎線の赤も小さい |