アビ(アビ目アビ科)阿比
Gavia (ガウィア アビ属-ラテン語でカモメ)
stellata(ステッラータ 星をちりばめたような(斑を持った))
Red-throated(赤い喉の) Diver(アビ類-潜るもの) L63cm
ユーラシアおよび北アメリカの北部で繁殖し、温帯北部で広く越冬する。
日本では、冬鳥として九州以北の海上に渡来する(北海道では旅鳥)。明石海峡以西の瀬戸内海や日本海で比較的見られる。3〜4月頃には中部地方以北の沿岸でも比較的見られる。水に浮いた姿勢は低く、潜水して魚などを捕食する。
【声】「グェー」「グァー」と鳴く。
【名の由来】江戸時代中期から“アビ”の名で知られているが、由来は不明。異名;「アミ」「インテウ」。
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2012/01/12 北海道 冬羽 |
アビ類では最も小さい。雌雄同色。嘴は黒っぽくやや上に反っているように見える。虹彩は赤。
夏羽;頭部から顔、側頸にかけて灰色で、前頸に大きな赤褐色斑がある。後頭から後頸には白くて細い縦縞がある。背などの上面は灰黒褐色で、小さい白斑が僅かにある。
冬羽;額から後頸までが灰褐色。上面は黒褐色で、ハの字形の小白斑が多く点在する。頬から前頸、側頸、胸、腹にかけては白色。
幼鳥;成鳥冬羽に似るが、上面僅かに褐色味を帯び、喉から頸は鈍い灰褐色。上面の白斑はバフ色味がある。嘴は鉛色。 |
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