能楽金剛流発祥の地・斑鳩
能楽・金剛流は、斑鳩の里を発祥の地とし、大和猿楽4座( 結崎(ゆうざき)・円満井(えんまんい)・外山(とひ)・
坂戸(さかと) )の一つを成す「坂戸座猿楽」がルーツです。
これらの座々は、藤原氏の氏寺として大和一国を支配していた「興福寺」やその鎮守社「春日大社」の法会や祭礼
に参勤する芸能者として文献に登場しますが、もともとは、大和一円の大寺に所属した猿楽座です。
現在の櫻井市外山に本拠を置いた外山と、磯城郡川西町結崎を本拠とした結崎の両座が現 談山神社、円満井
が興福寺、坂戸が法隆寺に属した猿楽座といわれています。
能楽・金剛流の特徴は、関西(下懸かり)の芸風を実によく表しており、艶麗な舞に加え、鮮やかな切れ味は観客
を魅了する特色をもって、一般に「舞金剛」・「型金剛」と呼ばれています。
    観月祭能「土蜘蛛」
他の流儀が東京へ本拠地を移したのに対して、金剛流だけが関西に
本拠(金剛流宗家・京都)を構えているのも象徴的ともいえます。
近世に入って、歌舞伎の世界に金剛流の能の型を取り入れた例
(土蜘蛛など)をとってみても、その影響力は想像に難しくないとこ
ろです。
斑鳩町で毎年行われる、秋の「観月祭能」は、
ふるさとに根ざした、能楽・金剛流の里帰り公演であり、地元の
人たちによる文化再興の象徴として受け継ぎ、民衆の芸能に
立ち戻ることを願い、他処に類似しない催能行事となっています。

  又、新たな取り組みとして、町内の斑鳩小学校では、総合的
  学習の時間に、能楽をとりあげ、地域の伝統芸能として、
  能楽を学んでいます。
能楽「金剛流発祥之地」碑・・(左写真)
 斑鳩町制施行50周年の平成9年2月11日、能楽「金剛流」
 の源流とされる、「坂戸座猿楽」が竜田市を本拠地として盛行
 していたことから、龍田神社境内に「能楽金剛流発祥之地」碑
 を建立しました。  
       
                    「斑鳩町観光協会」