パネル展
「土佐の宝蔵院流槍術」
 宝蔵院流槍術は約460年前に興福寺の子院である宝蔵院住職「胤栄(いんえい1521~1607)」が創始した柳生新陰流剣術と並ぶ奈良が発祥の古武道です。
 宝蔵院流の槍は、通常の素槍に対し鎌槍と称する十文字形の穂先に特徴があります。この鎌槍は攻防に優れ、画期的な武器として「突けば槍 薙げば薙刀 引けば鎌 とにもかくにも外れあらまし」との歌が伝えられ、江戸時代を通して全国を風靡し、日本を代表する最大の槍術流派として発展しました。
 この流祖・胤栄、二代・胤舜師のもとで修行し高弟として仕え、のちに土佐の地に宝蔵院流槍術をもたらしたのが土佐国馬詰(うまづめ)家の初代 馬詰権右衛門親貞(~1654)師です。そして御墓が高知市の薫的(くんてき)神社の裏山に現存し、ご子孫によって大切にお祀りされています。
 宝蔵院流槍術は、高知における伝習の歴史をたどり胤栄・胤舜師高弟の瑞縁を慕い、宝蔵院流槍術の息吹を四国の現世に甦らせたいと祈念し、パネルによって「土佐の宝蔵院流槍術」を紹介します。

日時
 平成30(2018)年11月30日(金)~12月5日(水)
     各日9:00-17:00

会場
 高知県立歴史民俗資料館
       1階 フリースペース
    783-0044
    高知県南国市岡豊町八幡1099−1
    TEL.088-862-2211

観覧 自由・無料

主催 奈良宝蔵院流槍術保存会 高知稽古会
    管理者 鈴木誠
    090-9288-1935
  
   
   
   
高知新聞厚生文化事業団 助成対象事業に採択
宝蔵院流槍術 高知稽古会企画
「馬詰権右衛門親貞師顕彰 宝蔵院流槍術奉納演武会・土佐の宝蔵院流槍術パネル展」が、
高知新聞厚生文化事業団 助成対象事業に採択されました。
高知新聞
平成30(2018)年9月29日(土)
 【奈良宝蔵院流槍術保存会高知稽古会】
土佐ゆかりの技継承

 【清水】室町時代に奈良で創始され、江戸時代には日本を代表する槍術(そうじゅつ)の流派となった「宝蔵院流(ほうぞういんりゅう)」の保存会。会員は全国に100人ほどで、高知県で活動する鈴木誠さん(49)=土佐清水市汐見町=によると、馬詰権右衛門親貞という使い手が山内一豊公に召し抱えられ、「土佐とのゆかりも深い」という。
 同流派の槍(やり)は先が十字形。相手の槍を絡め落とすような攻撃意欲をそぐ技が多い。保存会の演武では通常の槍と十字形の槍が2人一組になり型の正確性と美しさを表現する。
 活動は、キャリア18年の鈴木さんの移住がきっかけで、高知市洞ケ島町の薫的神社に隣接して親貞の墓があることから昨年8月に奉納演武を開催。以降は3カ月に1回程度の稽古会を開く。
 11月末には南国市の県立歴史民俗資料館で「土佐の宝蔵院流槍術」と題したパネル展を予定。鈴木さんは「歴史文化と関わる武芸に関心を持ってもらえたら」と期待する。(新田祐也)



2018.12. 1