2.  
体外受精、顕微授精などの補助生殖医療(ART)  
 
 
  一般不妊治療で妊娠できない場合、あるいは卵管の機能異常や精子に重大な障害がある場合には、早い段階での体外受精や補助生殖医療を行ないます。  
 
 
・顕微授精
精子の状態が極端に悪い場合や、通常の体外授精で受精しない場合、顕微鏡下で特殊なピペットで一匹の精子を卵細胞質内に注入して授精させる方法です。いくつかの方法がありますが、受精率の高さから、現在では卵細胞質内精子注入法(ICSI)が一般的です。
 
・受精卵凍結・融解胚移植
たくさんの受精卵が得られた場合、これを胚移植せずにこれを凍結保存しておき、採卵周期以外に胚移植する方法です。
 
・孵化補助
受精卵の透明体が厚く硬くなって、細胞質が透明帯を破って脱出できずに着床できないことがあります。このようなときに、機械的あるいは特殊な薬剤で、透明帯を薄くしたり開孔させたりして孵化を助ける方法です。
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