ロープの使い方

【ロープワーク】

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■ ふた結び:ロープを木や柱などに結ぶ基本的な結び方です。
長所:「丈夫に結べる、比較的簡単、解きやすい」
手順1 柱などに端を1回巻きつけ、輪に通します。
手順2
手順3 さらにもう1回、輪に通します。
手順4 A、Bをそれぞれの方向へ引っ張って結び目を締めます。
手順5 A方向へ引く力が加わっている限り、緩むことはありません。
■ 本結び:ロープ同士をつなぎ合わせる時の基本的な結び方です。
         短い2本のロープをつないで長く使いたい場合に有効です。
長所:「1度締めると固く締まる、比較的簡単」
短所:「太いロープには不適、太さ、材質の異なるロープには不適」
手順1 AのロープをBのロープの上に重ねて、巻き付けます。
手順2 Bの端をAの端の下にくぐらせます。
手順3 くぐらせたBの端をAの上から巻き付けます。
手順4 A、Bの両端をそれぞれの方向へ引っ張り、結び目を作ります。
手順5 A、Bを強く引っ張り、結び目を締めます。
手順6 【解き方】Bの両端をそれぞれ別方向へ強く引っ張ると解きやすくなります。
■ もやい結び:対象物に直接結び付けずに、輪を掛けるような感じで結びます。
長所:「強度が高い、比較的簡単、応用範囲が広い」>
手順1 元側をひねって中間に小さな輪を作ります。
手順2 端を輪にくぐらせてから、元側のロープの下に通します。
手順3 下をくぐらせたロープの端をもう一度輪に通します
手順4 元、端の両方をそれぞれ引っ張り、結び目を締めます。
手順5 結んだ後は輪の大きさは変わりません。
ものの上げ下げや吊ったりする際に便利です。
応用範囲が広く強固なので「結びの中の王様」とも呼ばれています。
■ かます結び:ロープの末端同士を結びます。
           新聞をまとめたり荷物を固定したりするのに便利です。
長所:「強度が高い、解きやすい」
手順1 Bの端を折り返してループを作っておきます。
この状態から矢印の方向へ引いて締めます。>
手順2 AをBの上からくぐらせて全体をまとめます。
手順3 くぐらせたAの端を、Bのループに通します。
手順4 A、Bのロープそれぞれの端を強く引いて締めます。
かます結びは荷物の角の位置で結びましょう。
■ いぼ結び:棒を十字に結ぶ
           竹垣などの垣根を作る際に用いる基本的な結び方です。
ひもは「シュロ縄」を水で湿らせて使うと作業性が良くきつく締まります。
長所:「きっちり結ぶと、美しく見える」
短所:「ある程度の熟練が必要」
手順1 竹垣を例にやってみましょう。
(図のようにロープの両端をA・Bとします)

図のように十字の部分にロープを下から上に通します。
手順2 十字の部分を斜めに回して、Aの内側を通すようにBを上に出します。
手順3 そのままBを縦の竹の裏から左に持ってきて・・・。
手順4 A、Bの両端を図の方向にしっかりと引っ張ります。
手順1 図のように、十字の部分でA、Bを交差させます。
※交差させる時、A、Bの上下に注意!
手順2 交差してる部分を指で押さえて、AをBにかぶせるように上に持ってきます。
手順1 AでBを絡めて、図のようにAの根元の部分の下をくぐらせます。
手順2 手順7の部分も含めて交差している部分を指で押さえます。
BをAの下を通して上に持ってきます。
手順3 そのままBを図のようにAの輪に通します。
手順4 交差している部分をしっかりと押さえて、Bを強く引っ張ります。
手順1 Bを強く引っ張って交差部分をしっかりと締めたら、交差部分を指で
押さえてAを引っ張ります。

これで、いぼ結びの完成です。
手順2 反対側から見ると、こうなっています。

竹垣などを十字に結んだ垣根の事を
「四つ目垣」といいます。
いぼ結びはこの四つ目垣にはなくてはならないものです。

難易度が高い結び方ですが、ぜひ挑戦してみて下さい。
■ 新聞を束ねる
手順1 長辺の1/3くらいでロープを曲げて、裏を通します。
手順2 カギ型に引っ掛けた後、これをもう1回行ないます。
手順3 両端を裏へ回します。
(ここで新聞の束を裏返します)
手順4 端を返して、交差しているロープの下を通します。
手順1 元側の上を通した後、交差しているロープの下をくぐらせます。
手順2 端を強く引いて締めます。
手順1 これも2回行い、もう1端のロープと「本結び」や「かます結び」で結びます。
かます結びの場合は、角の部分で結んで下さい。
手順2 「キの字型」と呼ばれる結び方が完成。
■ 自転車の荷台に荷物を積む
手順1 ロープの端を二つ折りにして、両端を折り曲げた輪に通すように
荷台に結びます。
手順2 Bの端は40cmほど残しておきます。
手順3 Aの端を回して、荷物を固定していきます。
左右均等にまんべんなくロープを回します。
手順4 Aを荷物の角で端を二つに折ってループにします。
残しておいたBの端をこのループの上から巻き付けます。
手順1 巻き付けた後にループをくぐらせます。
手順2 両端を引いて締めます。
こうすることで末端は「かます結び」になります。