INDEX
タイムスリップ事件簿
「代紋TAKE2」編年史(ブックリスト)
阿久津丈二は…他を圧倒する気迫と、奇妙なカリスマ性を持ち合わせた男だ…ッてネ!
第一章海江田組編1〜10巻(ACT001-110)
第二章刑務所編11〜14巻(ACT111-151)
第三章木更津編15〜22巻(ACT152-231)
第四章江原抗争編23〜29巻(ACT232-300)
第五章丈二躍進編30〜45巻(ACT301-464)
第六章江原最終決戦編46〜62巻(ACT467-635)
※ACT数は単行本を元にしています。
 雑誌連載時の数とは異なります。
第一章 海江田組編 ▲TOP
第一章

海江田組編
1979年 TAKE1
1989年8月5日 死亡
1979年 TAKE2開始
1979年12月15日 海江田組事始め式
第1巻 うだつのあがらぬチンピラ阿久津丈二は組の抗争であえなく死んでしまうが、神のいたずらか10年前の世界に生き返ってしまった。いままでのミジメな自分にさようなら、これからは金の代紋めざしてヤクザの道をひた走るんだ─決意に燃える2代目海江田組組員・阿久津丈二の新たなる人生がいま幕を開ける!
1980年1月 美也子と過ち
1980年2月8日 債権取立て
第2巻 10年前の世界へタイムスリップした2代目海江田組組員・阿久津丈二は未来を知る男。立派なヤクザ者になるべく新たな人生を歩み始め、江原のノミ屋で競馬の大穴を当てたものの、その配当金はいっこうに支払われてない。そんなおり、偶然江原の手に渡った1枚の手形が丈二を大きな事件へと巻き込んでゆく!!
第3巻 2代目海江田組組員・阿久津丈二は10年前に生まれ変わった未来を知る男。時は1980年、ヤクザ歴12年にして弱冠21歳、極道の世界でのしあがろうと決意に燃えるのだったが、偶然石田の兄貴が組御法度の覚醒剤売買に手を染めたのを知ったことから、思わぬ方向へと事件は展開してゆく。どうなる丈二!?
第4巻 死んだ拍子に10年前の世界にタイムスリップしてしまった阿久津丈二は、立派なヤクザ目指して新たな人生を猛進中。時代は1980年、知ってる未来を利用してノーパン喫茶でひと儲け企む丈二は、暴悪無類で名の知れた神田賢治の早すぎる出所が起こした予期せぬ事件に巻き込まれてしまう。危うし丈二!!
第5巻 ヤクザ・阿久津丈二は、2度目の人生に希望を燃やす2代目海江田組組員。ところが暴悪無類のヤクザ・神田賢治の子分を殺した濡れ衣を着せられ復讐のために命を狙われるハメに。そして、事件はことの真相をめぐって海江田組の内部抗争へと発展してゆく!
1981年1月5日 田上梅沢一家西村総長引退を決意第6巻 10年前にタイムスリップ、1980年の世界で新たな人生に命を燃やす阿久津丈二は2代目海江田組組員。さきの内部抗争事件にケリをつけた論功行賞でノミヤのシノギを手に入れ有頂天だったが、それもつかのま、江原にはめられ窮地に追い込まれてしまう。はたして丈二に起死回生のチャンスはあるのか!?
第7巻 1981年・東京。10年後の世界からタイムスリップ、ミジメだった人生のやりなおしに燃える阿久津丈二は2代目海江田組組員。未来を知ること武器に数々の難事件を乗り越え、ついに組長のボディガードにまで出世したのはいいけれど、そんな丈二をひそかにつけ狙う菊水会のチンピラが現れて─。
第8巻 1981年の東京、未来からタイムスリップして人生やりなおしに燃える2代目海江田組組員・阿久津丈二はいまや出世して組長のボディガードに。一方、菊水会と飴善屋一家とのあいだで始まった抗争は、やがて海江田組の仲裁で手打ちになるはずとタカをくくる丈二の予想に反して意外な展開をむかえる。
第9巻 1981年の東京、阿久津丈二は未来からタイムスリップしてきた2代目海江田組組員。出世して山崎組長のボディガードになったのはいいけれど、おりしも抗争相手の菊水会組員であり親友でもある沖田努が、山崎組長の命を狙っている事を知ってしまう。組と友情の板バサミとなった丈二はいったいどうする!?
第10巻 1981年、夏。未来からタイムスリップしてきた2代目海江田組組員・阿久津丈二は殺された山崎組長の仇を討つため、親友の沖田努を殺さなければならない。友情を捨てて悲しい闘いに挑む丈二。しかし事件の裏では海江田組の跡目を狙う本家新執行部と江原、そして菊水会の野望と欺瞞が渦巻いていた!
第二章 刑務所編 ▲TOP
第二章

刑務所編
1981年7月3日 新宿警察留置
1981年7月24日 東京拘置所
1982年2月19日 裁判
1982年3月8日 府中刑務所入所
第11巻 阿久津丈二は10年後の未来からタイムスリップしてきた2代目海江田組組員。1981年東京、うす汚い陰謀にまみれた山崎組長の仇討ちは、みずからの手で親友を殺してしまうという深い悲しみを丈二に背負わせた。野望を秘めて娑婆にのさばる宿敵・江原、しかし丈二に用意された新たな舞台は刑務所だった。
第12巻 阿久津丈二は10年後の未来からやってきたタイムスリップ・ヤクザ。娑婆では2代目海江田組組員だったが、ライバル・江原に組を乗っ取られたうえ破門され、今では塀のなかの住人に。1度は落ち込んだもの、再会した舎弟・土橋の命を救うため天下の明石組相手に大活躍。丈二の明るいムショ生活が始まった!
第13巻 府中刑務所に服役する阿久津丈二は未来からタイムスリップしてきた元・海江田組組員。1982年、土橋や佐山と塀の中の再会を果たした丈二は、アキラという新しい舎弟を仲間に得た。そんなおり、鬼の新所長が始めた暴力による厳しい管理が、ついに犠牲者を出して受刑者たちの怒りを爆発させてしまう!
第14巻 1982年、丈二の服役する府中刑務所では、革命家・長谷川が受刑者を扇動し暴動を起こした。警視庁から潜入した吉田の暴動鎮圧の依頼を条件つきで了承した丈二は、この暴動を内部から崩壊させるべく、アキラらと共に行動を開始する!
第三章 木更津編 ▲TOP
第三章

木更津編
1983年6月 出所第15巻 阿久津丈二は未来からタイムスリップしてきたヤクザ、元・海江田組組員。1983年、暴動鎮圧の功労が認められ、府中刑務所を仮釈放となった丈二は、刑務所時代の親分衆に盛大に迎えられる。因縁のライバル海江田組組長江原の不穏な動きの中、明石組・渕上の力添えで、丈二の新たな人生が、今、始まる!
第16巻 1983年、明石組の渕上と田上連合との話し合いで破門を解かれた丈二は、木更津の白浜組8代目組長となる。舎弟となった元・兄貴分の石田と府中刑務所から戻った森下を加え総勢10名の組を再建すべく、丈二は新たな試練に立ち向かう!!
第17巻 1983年、破門を解かれ木更津の白浜組8代目組長となった丈二は組再建に奔走する。そんな中、千葉狂走連合300人を1人でヘコませた丈二に対し、腹の虫の収まらない総長・藤木利道は復讐のチャンスをうかがう。8代目の運命やいかに!?
第18巻 1983年、破門を解かれ木更津の白浜組8代目組長となった丈二は、一旦は刺殺されたが奇跡的に生き返る。再開した賭場も新たに始めたノミ屋も好調な白浜組だが、因縁のライバル江原は、丈二潰しに鉄砲玉・福永を送り込んでくる!!
1984年第19巻 阿久津丈二は未来からタイムスリップしてきたヤクザ、元・海江田組組員。1983年、破門を解かれ木更津の白浜組8代目組長となった丈二は、一旦は刺殺されたが奇跡的に生き返る。海江田組の刺客・福永を許した上、客分として迎え、新たに組再建に立ち向かう丈二に、喧嘩の仲裁人の依頼が持ち込まれる。
第20巻 1983年、破門を解かれ木更津の白浜組8代目組長となった丈二は、真鍋組と加東組の喧嘩の仲裁を成功させ評価を上げた。だがその裏では、渕上のいる神戸明石組が跡目争いから関東進出を決め、その足掛かりに木更津が狙われる!!
第21巻 1984年、神戸明石組が跡目争いから関東進出を決め木更津に侵攻。白浜組8代目組長として地歩を固めつつあった丈二は、明石組への加担を疑われながらも、木更津連合結成を提唱。そのさ中、子分の柳下が明石組・伯野に撃たれた!!
1984年10月 千葉阿久津連合会長襲名
1985年6月 佐山久が鉄砲玉
第22巻 1984年、柳下惨殺の報復に晶が伯野を殺った事を口実に、神戸明石組は関東侵攻を一気に激化。丈二が会長を務める木更津連合の各組からの協力を拒まれた白浜組は、死を覚悟で9対200の決闘に臨む。衝撃の木更津編クライマックス!!
第四章 江原抗争(新宿死闘)編 ▲TOP
第四章

江原抗争編
1985年第23巻 阿久津丈二は未来からタイムスリップしてきたヤクザ、元・海江田組組員。木更津の白浜組8代目組長だった丈二は、神戸明石組の関東進出を阻止した事で千葉を統一し、その頂点に立つ。1985年、江原の残忍な手口によるかつての仲間の惨状を知った丈二は、全てを捨て打倒江原のため新宿に殴り込む!!
第24巻 1985年、千葉連合会長の地位を捨て新宿へ戻った丈二は、海江田組相談役・大田原の舎弟となったうえ、田上梅沢一家若頭補佐・辻井の兄貴となり、江原の盃を受けず海江田組復帰に成功。宿敵江原との対決はいよいよ本格化する!!
第25巻 1985年、千葉連合会長の地位を捨て新宿に戻った丈二は、知恵を絞った盃で、破門されていた海江田組に復帰。江原との衝突にも一息ついたその裏では、江原の使者が千葉連合の崩壊を画策。さらに泥沼の台湾マフィア抗争に巻き込まれる丈二の運命は!?
1985年秋 三代目奪取宣言第26巻 千葉連合会長の地位を捨て新宿に戻った丈二は、苦心の盃で破門されていた海江田組に復帰。台湾マフィア抗争を終結させ海江田への覚醒剤ルートを断った丈二は、ついに江原と全面衝突へ。千葉連合の後ろ盾を崩された丈二に、おそるべき刺客が迫る!!
第27巻 鉄砲玉として惨めに命を落としながら、10年前にタイムスリップした奇跡のヤクザ・阿久津丈二。さえない人生を塗り変えるため奮闘する丈二の前に立ちはだかるのは、3代目海江田組組長・江原真悟。宿命の対決は最高潮!!海江田組先代殺しの真相をめぐって、丈二と江原が息詰まるかけひきを展開する!!
第28巻 未来からタイムスリップし、自らの人生を塗り変えるために戦うヤクザ・阿久津丈二。宿敵・江原真悟が犯した「親殺し」という許されざる過去をついに暴き出した丈二だが、窮地に叩き込まれた江原も黙ってはいない。追いつめる丈二・追いつめられた江原、両者の熾烈な戦争は、もう誰にも止められない!!
1986年1月3日 新三代目誕生第29巻 宿敵・江原真悟の過去の悪事を暴いたタイムスリッパー・阿久津丈二。いよいよ江原に引導を渡す時がきた。しかし潜状中の阿久津組を江原の手の者が襲撃、囚われの身となった丈二に向けられた銃口が火を吹く!!絶体絶命、もうあきらめるしかないのか!?新宿死闘編は、壮絶なクライマックスを迎える!!
第五章 丈二躍進編 ▲TOP
第五章

丈二躍進編
1986年第30巻 さえないチンピラ稼業の挙げ句の果てが鉄砲玉…。惨めに命を落としながら、過去にタイムスリップして、人生やり直しを始めた海江田組末端組員・阿久津丈二は、長い長い戦いの末、宿敵・江原真悟を打倒。とうとう3代目海江田組組長にまでノシあがる。しかし丈二の胸中は…。目が離せない新展開!!
第31巻 阿久津丈二は自らの人生を塗り変えるために戦うタイムスリップ・ヤクザ。壮絶な抗争の末、とうとう3代目海江田組組長にまで登りつめた丈二だが、大義を通すために惜しげもなく三代目を引退。新宿の片隅で新生阿久津組をスタートさせる。しかし次なる試練はすぐそこに…。丈二に安穏の日々はない!?
第32巻 阿久津組組長。少女の頼みで、その肉親捜しを引き受けた丈二だが、身元不明の腐乱死体を発見するわ、因縁深い矢野欣也とひと悶着あるわ、ボクサー崩れのパンチは喰らうわ。どうやらただごとじゃない陰謀に足を突っ込んだ模様!?
1987年 江原復活第33巻 幾多の試練を乗り越え、壮絶な抗争を生き抜いたタイムスリッパー・阿久津丈二。誰もが一目置くひとかどのヤクザにまでノシあがり、新宿で新生阿久津組をスタートさせたのはいいが、なぜかトラブルの絶えない毎日が続く。さらにその頃関西では、恐るべき「あの男」がドン底から復活しようとしていた!!
第34巻 2度目の人生を壮絶に戦い抜き、ついには新宿に新しい組を構えるにまでのし上がったタイムスリップ・ヤクザ、阿久津丈二。だが、丈二のあずかり知らぬ浪花の地で、1度は地獄に落ちた宿敵・江原真悟が完全復活を遂げていた。一方、阿久津組では、三瓶率いる三島組との熾烈な抗争の火蓋が切って落とされた。
第35巻 “かわいい子分のためなら命も懸けるぜ!!”2度目の人生を果敢に戦い抜くタイムスリップ組長・阿久津丈二。新宿美人ホステス殺害事件に端を発した三島組・三瓶との血の抗争が激化する中、面子を捨て事態収拾に動き出した丈二だったが…。その陰で、丈二に惚れ抜く斎藤が、吉田報復のために暴走を始めた!!
第36巻 鉄砲玉としてドブ川に散った1度目の人生を塗り変えるべく戦うタイムスリップ組長・阿久津丈二。三島組・三瓶(さんぺい)との血の抗争終結に動く丈二の陰で、手打ちを認めぬ舎弟・斎藤が銃撃戦の末、三瓶の実父・木山を殺害。自らの引退と引きかえに、子分の命を救おうとする丈二が、死の淵でもがく斎藤の元へ走った!!
第37巻 2度目の人生を、共に笑い、共に泣き、そして、いかなる時も一緒に戦い抜いてきた舎弟・斎藤聡が死んだ。その悲しみを乗り越えて、再び歩き始めたタイムスリップ組長・阿久津丈二のもとで、またまたあの問題児、森下晶がとんでもねえシノギをおっ始めたッ!その名もズバリ、一獲千金裏ビデオ大作戦!?
第38巻 千葉で行われた法要先での揉め事をビシッとまとめ上げ、想い出の地・木更津に立ち寄ったタイムスリップ親分・阿久津丈二。そこで現白浜組組長・福永と再会した丈二だったが、かつての戦友から、突然の新宿(ジュク)復帰の申し出を受ける。そんな折、松風と名乗る霊媒師が出現。事態は怪しげな悪霊騒動へと…。
第39巻 3代目明石組組長・田村芳雄が死んだ─。突然の訃報を受け、悲しみにくれるタイムスリップヤクザ・阿久津丈二の陰で、地獄の使者・江原真悟がついに動き出した。日本中の極道地図を塗り変える大異変が刻一刻と進む中、自らを操る運命の糸に脅え始めた丈二…。そして謎の美女との再会が待ち受ける!!
1988年正月 矢野欣也が田上梅沢一家の舎弟に。石田の舎弟、牧田・栗山出所第40巻 1988年、年頭―。タイムスリップ組長・阿久津丈二は激動の昭和最後の年を迎えようとしていた。折しも、因縁浅からぬ男・矢野欣也率いる黒川組が田上梅沢傘下に入り、木更津からは、福永が新宿に帰還した。そんな中、宿敵・江原生存説が確固たるものとなり、嵐の前兆のごとく、あの2人組が出所した!!
第41巻 タイムスリップ組長・丈二、銃撃さるッ!!阿久津組入りを頑(かたく)なに拒む元石田舎弟・牧田、栗山の放った弾丸は、強硬に事を進める福永の体を逸れ、丈二の肩口に突き刺さった─。8年ぶりの娑婆(シャバ)、そして揺れ動く意地と筋。丈二が塗り替える歴史に、取り残された2人の行動が、前代未聞の組抗争を呼び起こす!!
第42巻 牧田、栗山を処刑せよ!!8年ぶりに出所した組員らが引き起こした“丈二誤射事件”の責任をとらされ、小指(エンコ)を飛ばした海江田組組長・志村が吠えた。一方、2人の命を救うべく志村の元に向かったタイムスリップ組長・丈二だったが、交渉は決裂。ついに阿久津組VS.海江田組全面戦争の様相を呈し、事態は泥沼へと…。
第43巻 牧田、栗山の出所を契機に、“丈二誤射事件”が勃発。もはや古巣・海江田との全面戦争も避けられぬ様相を呈していた阿久津組だったが、田上連合・工藤の仲裁により、事態は終息へと向かっていた。ところが、狂乱の限りを尽くす海江田組武闘派・有田の暴走で、さらなる抗争の火種が燻ぶり始めていた…。
第44巻 野獣と化した海江田組・有田は、田上連合・工藤の仲裁を無視してミツルを射殺してしまう。だが丈二はこれ以上の泥沼化を避けるため、工藤親分からきっちり落とし前をとった上で、再び海江田組との手打ちを整えた。後は仇討ちをするのみ。ミツルの兄貴分である洋一に、有田の命(タマ)を獲るように命じた─。
第45巻 阿久津組と海江田組の抗争は、洋一がミツルの仇である有田の命(タマ)を見事に殺(と)ったことで、終結を向かえた。一方、警視庁が仕掛けてきた頂上作戦によって逮捕されてしまった丈二は、激しい拷問により殺されかけてしまうが、欣也の尽力により間一髪で救出される。こうして阿久津組にも束の間の平和が訪れた─。
第六章 江原最終決戦編 ▲TOP
第六章

江原最終決戦編
1988(89?)年春先 明石組三代目入れ札 第46巻 海江田組との抗争も終結し、“ソープで働け!”という暴言から始まった晶とさやかのケンカも、結果としてお互いの愛を確かめあうこととなり、2人は結婚を約束する。表向きは平穏無事に見える阿久津組だが、彼らのあずかり知らぬところで、事態は風雲急を告げていた―連載10年、ついに最終章突入!!
1989(88?)年 カオリ死亡第47巻 明石組の分裂、田上梅沢一家・中山の引退表明、そして宿敵・江原が傭兵と共に上京と、丈二の周辺は急激にきな臭さを増していった。そんな中で迎えた結婚式当日、ウエディングドレス姿のカオリの前に突然、江原が現れた。控え室の異変に気付き駆け付けた丈二、その眼前に見たモノは!?最終章、衝撃の大展開!!
第48巻 結婚式当日に、妻となる最愛の女性・カオリと彼女のお腹にいた子供を殺害され、一瞬にして地獄へとたたき落とされてしまった丈二は、その悲惨な現実を受け入れることができずにいた。一方、警視庁の機能をマヒさせた傭兵達は、次の標的である東京タワーを警備する機動隊員に容赦ない攻撃を開始する!!
第49巻 東京タワーの警備についていた機動隊第1中隊全員を、いともたやすく殲滅しタワーを爆破、倒壊させてしまった傭兵部隊。相次ぐテロに東京は完全にパニックに陥る。一方、愛する人を亡くし失意の丈二は自殺を図るが欣也の体を張った説得により、ついに仇討ちを決意。復讐の鬼と化し犯人捜索に動く!!
第50巻 “せや!ワシが殺(と)ったったんや!”愛するカオリとお腹の子の命を奪った犯人が江原だと判った丈二は慟哭しそして激高する!“江原をブッ殺す!”これが唯一の生きる目的となった丈二は、手段を選ばず江原を捜し求める。邪魔する者は、たとえそれが国家権力であろうとヤクザであろうと容赦はしない!!
第51巻 警視庁、東京タワー、首都高と破壊し東京を壊滅状態におとしいれた傭兵部隊は、日本政府の無能ぶりを嘲笑うかのように次なる作戦を展開していく。一方、カオリを殺害した江原の行方が杳として知れず、いらだちを隠せない丈二の元に、ある1本の匿名電話が飛び込む!“江原の居場所を知っている”と!!
第52巻 東京拘置所、府中刑務所を急襲、囚人達に武器を与え解放した傭兵部隊の作戦は、東京を無法地帯へと変貌させてしまう。一方、春香との密会現場を丈二達に包囲され追いつめられた潮は、愛するが故なんと春香を自らの手で殺してしまう。絶叫する潮、その声を聴き駆けつけてきた丈二が見たものとは―!?
カオリ死亡から7日目、戒厳令発令
※193p「ラストエンペラー」1988年1月、日本公開
第53巻 東京中の極道を束ね、混乱を極める首都の治安にあたろうとする工藤会長は、千葉阿久津連合の上京中止を求めるが、丈二はこれを一蹴、二人は激しく衝突してしまう。一方、傭兵部隊の陽動作戦に対応と認識の甘さを露呈してしまった政府は、この事態を打破すべく自衛隊の出動を検討。果たして首相の決断は!?
1988(?)年 工藤・中山暗殺される第54巻 傭兵部隊による連続テロで東京の治安は著しく悪化、事態の収拾を計りたい政府は苦悩のすえ自衛隊の出動を決断、首都に戒厳令が敷かれた。そんな厳戒態勢の中、江原は傭兵達に次なる作戦“丈二誘拐”の指示を出す。一方、海江田組・志村はこの混乱に乗じついに仁義なき工藤・中山暗殺計画を始動させる!!
第55巻 丈二に恨みを持つ海江田組・志村の画策により工藤・中山襲撃の首謀者とされてしまった丈二は、無実であることを証明するため自ら田上連合幹部の前に出向こうとする。しかし、すでに江原の命で丈二誘拐に動き出していた傭兵部隊は、事態の急変に作戦を変更、丈二達に攻撃を仕掛けてきたからタマらない!!
第56巻 渡世の大罪である親殺しを実行した海江田組・志村が事務所で見たものは、惨殺された組員達の哀れな姿であった。憤る志村の前に悠然と現れたのは、なんと江原だった。一方、傭兵に拉致された丈二はなんとか脱出を計ろうと、見張りのルイスをトイレに連れ出し、そこでついにイチかバチかの賭けに出た!!
第57巻 江原の命令をうけた傭兵部隊に拉致監禁されていた丈二は、決死の覚悟で奪った手榴弾を爆発させ脱出に成功、瀕死の重傷を負いながらも運よく病院へ収容される。一方、工藤・中山襲撃を丈二の仕業としたい総長代行となった清水は、宣戦布告をさせるため矢野欣也を阿久津組へと乗り込ませた!
第58巻 阿久津組は下水道にガソリンを流して傭兵達を炙り出す作戦を敢行、見事に追いつめるが、逆に反撃をくらい数10人いた組員が全滅寸前にまで追い込まれる。アキラも絶体絶命の窮地に立たされるが、そこに戦車と共に自衛隊が登場し命拾いをする。ここに自衛隊と傭兵部隊との戦闘がついに切って落とされた!!
第59巻 丈二の身柄が警察によって拘束された事実を知り、近田若頭を筆頭とする阿久津組の連中は前代未聞の行動に出る! なんと1000人以上のヤクザで警視庁を取り囲み、丈二の即時釈放を要求、受け入れられなければ警視庁を襲撃すると宣言したのだ。警察とヤクザが互いの意地と面子(メンツ)をかけた、一触即発の事態に!!
第60巻 テロリスト達との闘いで、余りに多くの組員の命が犠牲となった事に心を痛める丈二は、一気に決着をつけるべく、なんと江原に歌舞伎町での決闘を申し込み、江原もそれを受ける。一方、そのやりとりを知ったカルロスは、日本に残って丈二を始末することを決着する。―神が定めし運命に翻弄される!!
第61巻 決闘の場となるはずだった歌舞伎町に、江原は現れず、待っていたのは最強の傭兵、カルロス。幾重にも仕掛けられた罠の前に、阿久津組の仲間たちは次々と倒され、丈二も重傷を負ってしまう。もはや丈二が生き残る道はないのか!?歌舞伎町を戦場へと変えたサバイバルゲーム、いよいよクライマックス!!伝説の大河ロマン[代紋TAKE2]の世界が、終劇に向けフル加速!!
1989年8月5日 タイムスリップした日第62巻 洋一を始め、たくさんの仲間をカルロスの攻撃によって失い、デパートへと追い詰められた丈二だったが、催事場で手に入れた日本刀を武器に、ついに最後の勝負に臨む―。 ヤングマガジン誌上において、15年に亘り連載されてきた超大河マンガ[代紋TAKE2]。しかし、その伝説もこの62巻において堂々の完結。江原との死闘、そして、ついに明かされるタイムスリップの真相!!衝撃のラストを目撃せよ!!
[ 編年上の矛盾 ]
 上記編年史は、本編とガイドブック「代紋TAKE2 COMPLETE INDEX」を参照して記しています。しかし、そこには矛盾(誤記?)が存在します。
1) 40巻には1988年(昭和63年)を“昭和最後の年”と記され、46巻にも“昭和最後の年…”と物語が始まる。しかし、ガイドブックの年表には、46巻巻頭のエピソード“明石組四代目選挙”は1989年の出来事と記されている。また、渕上・大森の履歴(ガイドブック内)には1988年と記されている。昭和64年(1989年)は1月7日で終わる。46巻に記されている“昭和最後の年”とは西暦何年なのだろうか?
2) 江原の履歴(ガイドブック内)には「1989年、東京に舞い戻り、カオリを射殺」(46巻)と記されている。が、53巻193p歌舞伎町の映画館のポスターが「ラストエンペラー(1988年1月、日本公開)」である。江原の傭兵によって戒厳令が敷かれ、街が荒廃するが1年前のポスターが放置される状況には無い。その後の事件、工藤・中山の死亡は1988年だとガイドブックに記されている。時間が前後する。

 連載開始時、巻頭カラー掲載だったが、表紙を見る限り、最終話との扱いの違いがそのまま注目度の違いとして分かる。
※単行本では、最終話が「ACT.635」になるが、雑誌では最終話が「ACT.637」になる。つまり、2話分の誤差が生じている。詳しくは分からないが、ACT.1から12までのエピソードで2話分が抜けているようだ。(推測するに、単行本のACT.10と11の間に2話分のエピソードが抜けている。大人の事情によって単行本には掲載出来ない内容だったようだ。)

1990年2月19日から2004年8月30日発売号まで講談社の漫画週刊誌「週刊ヤングマガジン」に連載されていたSFヤクザ漫画『代紋TAKE2』をお探しの方は、こちらからどうぞ。

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