A・Line ヒストリー インド ウエストベンガル州カリンポン |
このページではA・Lineの特徴や私の中のヒストリーをご紹介したいと思います。 まずは既に★になりましたWF1で私が初めて『A・Line』と系統名を付けた個体のご紹介です。 |
上の画像は同一個体で左が新成虫の頃、右が羽化後約2年経過した頃となります。 この系統の特徴は体の横幅もさることながら、外側にも肉の付くとてもボリュームある内歯です。 言わずと知れたC・Lineの種親でもあります。 唯一、私が悔やむのは諸事情により、この個体の兄弟個体をお見せする事が出来なかった事です。 兄弟もこれほどの個体ではなかったですが、とても内歯の厚い個体でした。 私にとってアンテの魅力の一番は内歯だと思うんですよ・・・ そして、この個体を使いF2へとブリードを成功させました。 下の画像は、そのF2個体のごく一部ですが、左77mm、右83mmです。 |
多くの80mmUPを輩出しましたが、どうしてもWF1個体のイメージが拭いきれずに全て放出。 理由は内歯に特徴出ても体の幅が足りないとか、その逆とかで、 自分の中の真のA・Lineとは違ったものばかりだったからです。 唯一、次世代種親にしようかと迷ったのが右の83mmでしたが、悩んだ末に放出。 そして私が種親に選んだのは75mmという寂しいサイズの下の個体。 |
この個体を選んだ理由は、サイズこそ小さいですが、75mmにしての幅、それに内歯の外側の肉の特徴が、 WF1のA・Lineに一番近いと感じたからです。 また、一番大きい個体を種親にしなくても幼虫飼育を真面目にやればそれ以上の個体作出は充分可能だからです。 (余談ですが、凄い個体が兄弟にいるなら、それを種親にしなくとも血を分けた兄弟で、それに近いものは作れます) また、♀だけは充分厳選しました。そう、次世代への形への影響を強く受けるのは親♀です。 ♀の見分け方は今は企業秘密という事でご勘弁くださいm(__)m 1頭の♂から出来るだけ沢山の♀を使用する事をここでお奨めします。 (でも私はスペースの都合や他の多くの系統維持で沢山とまではいきません(^^ゞ) 現在、F2の75mmを使い産卵セット中(’06.6.29現在)で既に卵は見えてきております。F3個体が楽しみです。 また、F2のブリードより先にWF1♂とF2の厳選した♀を使い、いわゆる戻し交配も行いました。 正直、戻しをやりますと血が濃くなる宿命で途中で落ちる幼虫はないですが、長期に渡り2齢のまま加齢しないものが出ます。 そんな中で、最近羽化してきました戻しでの個体をご紹介しましょう。 |
これから大きいのも出てくると思いますが、左73mm、右74mmですが、どうですか? 特に74mmの内歯の外側の肉厚は正にA・Lineでしょう?でも、この2個体は放出予定です(^^ゞ |
←74mmのUPです |
F3も非常に楽しみですが、戻しでの個体が直近では凄く楽しみです。 色々と書いてきましたが、現在は正直な所、C・LineやD・LineにA・Lineが押されてます。 勿論、C・Lineなども自分の系統だから大切であるのは間違いないですが、 何とかもう一度A・Lineでそれらを上回る強烈で圧倒的な個体を出してみたいのです。 日々、考え努力していますが、いつか必ずその日が来ると信じて頑張ってみます。 A・Line・・・私の一番の思い入れの強いアンテです(^^ゞ ご期待あれ! |