謎のドルクス 原産地:南ベトナム ダラット近郊 |
一見、アンテ?いやちょっと待って下さい・・・Dorcus.sp 飼育ギネス個体75.5mmです! |
以下に新種(sp)なのか新亜種(ssp)なのか論争中のドルクスをアンテと比較しながらご紹介します。 埼玉のドルクスグッズ様に南ベトナムより明らかにアンテと違う天然♀が数頭入荷し、 ドルクスグッズ様のご好意により(色々入手に辺り話はややこしいので ご質問頂いても一切お答えできません事、ご了承下さいm(__)m) その♀よりWF1幼虫を得て、羽化させた75.5mmの個体です(もう少し幼虫がいます)。 既にドルクスグッズ様にて自社ブリード物も販売が開始されております。 私自身は新種記載云々等には一切関与しておりませんが、識者の見解では限りなく新種であろうとの事です。 天然の♂が採集されれば・・・と期待している所です。 より詳細な内容はドルクスグッズ様HPをご覧になってくださいませ。 で・・・私自身の私見ですと、新種等の見解はドルクスグッズ様始め識者にお任せしますが、 確実にアンテと違う事は明白であり、その個体自身も通常のベトナムアンテと違って内歯が前を向き、 とてもかっこいいドルクスだと思います。アンテと同じ飼育方法で今後、80mmは狙えるでしょう。 現在、日本人では数人しか所有していないとの事。 この様な場所にて大変恐縮ですが、ドルクスグッズ様始め、関係者の方に厚く御礼申し上げます。 それでは、本物の南ベトナムアンテと比較しながらご紹介しましょう^^ |
↑左アンテ、右spです。これで違いが分りますか?因みにアンテは73mmです。 以下に紹介する画像も左アンテ、右spとなります。 |
↑頭部の点刻、頭楯の形状明らかに違いますね。点刻はspが細かいザラザラ、頭楯はspの方が鋭角です。 |
↑前胸背板側縁突起の形状も違います。 |
↑裏側も違いますね。微毛の付き方、台形部分の形状・・・ |
↑♀も見てみましょう^^ ほぼ同サイズの43mm♀です。 画像では分り辛いかもですが、前胸背板、上翅の縁の点刻がspには沢山あります。 また、頭部のドルクスこぶの大きさも違います。アンテの方が大きいですがこの画像では分りませんね(^^ゞ また、アンテの方が顎が太いです。 |
以上、画像でのご紹介はこれまでとします。 とにかく、『アンテの残党』としましては形がとってもかっこいい(70mm前半でも内歯が前を向く)ので、 累代は勿論の事、、このドルクスでも太い個体を狙ってみようかと、浅はかな考えでいます(^^ゞ |
<sp こぼれ話> 実はこのspが蛹の時は内歯の下にもう1本小さい内歯(突起)がありました。 羽化したら消失しましたが、80mmを超える位の個体を出せば、その突起が少なからず残るのでは?と、 希望的観測を持っております(^^ゞ 果たしてどうなる事やら・・・ |
72.5mmペア 保留中 |
♂71mm (’06.10.18羽化) × ♀41mm (’06.10.初旬羽化) 売り切れ 有難うございました |