Top Of The Food Chain

50年代のホラー映画の雰囲気を残しながら、現代風に作った、たぶんカナダ映画。タイトルは、ファースト・フードの売上トップを目指すチェーン店ではなく、食物連鎖の意味です。
カナダのさびれた町(オンタリオ州らしい)のはずれに落ちてきた、謎の流星。次々に惨殺される村人。右往左往する地元警官。同じ頃、村に突然やってきた怪しいセールスマン(男と女)は、連邦政府のエージェントなのか、宇宙人の尖兵なのか? たまたま、村に逗留している世界的原子物理学者と、宿屋の美しい娘のとロマンス。などと書くと、いかにも50年代的ですが、内容はかなりギャグが入っています。宿屋の娘は、ちょっと天然入ってますし、物理学者もかなりキワドイ趣味を持っています。
しょうもない作品ですし、脚本も破綻しているというか、張り巡らした伏線を見事に裏切ってくれるというか、滅茶苦茶な映画です。たぶん、ワースト映画を意識的に目指した、B ホラーだと思いますので、こういう映画は素直に楽しむのが一番でしょう。それなりに、押さえるところは押さえてあります。
戻る