Stigmata
キリスト教を扱った、ホラーというか見ていて「痛い」サスペンスです。
十字架を手にしたことで、体に Stigmata (聖痕)ができて苦しむ、ごく普通の女性と、バチカンから彼女を調査に来た神父の話です。聖痕がなぜできるのか、本当に奇蹟なのか、調べている中で、浮かび上がってくる、古代文字で書かれた謎の文書はなかなか実在感があります。
電子メールなどの現代的小道具が使われていますが、インターネットについて踏み込みが足らない感じです。軽いラブロマンスにもなっていて、まずまずまとまっています。一般受けはしないと思うので、エヴァンゲリオンなどで下地に使われた、宗教ネタが好きな方に勧めます。
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