Gladiator
ラッセル・クロウ演じる、ローマ時代の奴隷闘技士を描いた、大作映画です。
かつてはローマの将軍だったラッセル・クロウ。新しい皇帝に逆らって奴隷に身を落とすものの、コロシアムの戦士とて無敵を誇る Gladiatorとして、再び皇帝の前に戻ってきます。
「ベンハー2000」とでも言いたくなるような映画ですが、本当に2000年の「ベンハー」かと言われると窮しますが、ラッセル・クロウは 2000年のチャールトン・ヘストンと言えるだけの、素晴らしい演技を見せてくれました。「L.A.コンフィデンシャル」でスターとなったクロウ、これで、ハリウッドの看板役者としての地位を確立したのではないかと思います。
冒頭、ラッセル・クロウが将軍だったときの戦闘シーンはよく出来ています。「The Messenger」(ジャンヌ・ダルク)の戦闘が、画面の枠に収まりすぎていたのに対して、ちゃんと枠の外まで取れていると思います。コロシアムでの戦闘シーンは圧巻です(ちょっとグロい。13禁 PG)。観衆部分の CG と闘技場部分の撮影部分がシームレスに写し出されています。ローマの街も CG のはずなんですが、ちょっと見にはそうとわからないです。
現在のハリウッドの大作映画として、じゅうぶん水準を示した映画だと思います。
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