Any Given Sunday

アル・パシーノがプロフットボールの監督(コーチ歴30年)になって、苦闘するドラマです。
QB が相次いで負傷、3番手の黒人(ポイントになります)QB は、試合に出るやいなやいきなり緊張からゲロを吐くなどさんざんで、キャメロン・ディアスが演じる女性オーナー(偉大だった、亡くなった父親の後を継いだ)も口を出してきます。
連敗の中、チーム戦略にまで口を出す女性オーナー、コーディネーターの指示を無視したプレーでタッチダウンを次々あげ、シンデレラボーイとなる黒人 QB と、ヘッドコーチにとって頭が痛くなるような状況の中、故障から復活にかける元エース QB の話もからめています。チャールトン・へストンがコミッショナー役で出ており、そのせいか、途中「ベン・ハー」の映像が挿入されています。
アル・パシーノが監督をつとめる、マイアミ・シャークスのユニフォームは黒でかっこいいのですが、対戦チームのユニフォームの中にはちょっと悲しいのもあります(ダラス・ナイツとか)。面白い画面を作っていて、2時間50分の上映時間の割には長く感じませんでしたが、見ると疲れました。殿堂入り LB ローレンス・テイラーが、背番号58番をつけてシャークス守備の要をつとめています。LT はちゃんとした台詞もあり、おいしい役どころです。他にも、ジム・ブラウン、アーヴィン・フライヤー、ウォーレン・ムーン、リッキー・ウォータースなどが出演しており、フットボールファン、特に NFL のファンは必見でしょう(ツー・ミニッツでも全然ショットガンを使わないとか、突っ込んでみると楽しい)。「I Coach、My Way.」

(追記)キアヌ・リーブスの次回作「Replacement」(?)、フットボール映画だそうです。「マトリックス」のリンボー・ダンスに続いて、QB に挑戦するようです。
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