これまでの説明は雑壁を耐力壁要素として有効利用する方法だったが、それに限られるわけではない。
例えば、下図のように、2階窓下の腰壁を合成梁(上下の梁と梁に合板を釘で打ちつけて一体とした箱型梁)として利用することも考えられる。仕様にもよるが、梁背を確保できればかなりの大スパンも支持することが可能である。
但し、十分な検討を行って、荷重・水平力に耐えられることを確認することが必要である。