写真17 「bP測点 和室コーナー部分」
変位計を取り付ける箇所は、計測対象の柱が持ち上がろうとするので、その柱にとりつく壁でなく、写真のように柱にとりついている2階床梁の側面等に受材を設置し、その受材に垂直の角材を床レベルまでおろし、今回は1階床で浮き上がり量を計測したが、できるだけ1階床仕上げを取り外し、G.L.面からの計測が必要である。
1階床レベルで計測する場合は、床が持ち上がったり沈み込んだりする場合があるので注意が必要である。
写真18 「bP測点 和室コーナー部分」
優先梁は梁成の大きな間口方向の梁成21cmの材であり、その下の柱を持ち上げるので間口方向の梁だけではなく、その間口方向の梁に直交にとりつく写真の梁(梁成150mm程度)が一緒に持ち上がっているのがわかる。(柱のほぞが抜けかかっている)