本実験は解体予定の木造軸組構法2階建専用住宅を用い、上記で述べたように柱カウンターウェイトの実体を調査する目的で行うものである。
以下に調査および実験概要について示す。
・ 実施日 1999年4月6〜7日
・ 柱カウンターウェイト検証実験
助言監修 近畿大学理工学部建築学科 村上雅英助教授
実施者 木構造建築研究所 田原 田原 賢
村田幸子
鈴木 律
井澤祐子
協力者 新協建設工業(株)大阪支店
・ 実験場所 堺市鳳
・ 試験体 専用住宅/木造軸組構法2階建ベランダ付き(狭小間口 2.5間)
・ 仕上げ 屋根 土葺き瓦
外壁 ラスモルタル
内壁 せっこうボード上クロス仕上げ
(一部ラスボード上モルタル+ジュラク仕上げ)
2階床 コンパネ(厚12mm)上フローリング張り(一部畳敷き)
・ 築年数 28年(増改築2回あり---施主からの聞き取り調査より確認)
・ 特殊荷重 ベランダ(コンクリート厚80mm)
◇試験体の建物平面図、2F梁伏図を次ページに示す。