(1) ホールダウン金物の10kN用を、背割りと平行にM12ボルトを背割り面が裏側になるように設置した。 |
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(2) 土台の曲げ破壊。 浮き上がりによるズレ≒20mm程度で、ホールダウン金物の降伏が(10kN程度)見られ、その後、約50kNで土台の曲げ破壊が起きた。 (柱の浮上がり≒20mm程度) |
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(3) 座付きボルトの部分で座堀をしているため、その分断面欠損となり、その部分に応力が集中する。 ホールダウン金物の座付きボルトタイプでは、このように土台の曲げ破壊となる可能性が高く、その破壊性状は脆性的である。 浮き上がりを押さえ込む座金が近くになければ、10kNの耐力も得られなくなる恐れがある。 |