本堂の全体的な状況であるが、築64年という年月からくる老朽化が見受けられる。
この北面は外壁の漆喰壁が真壁として仕上げられており、その劣化が目立つ。 なお、この北面は壁が多く、剛性も高いと思われるが、目立ったクラックが見受けられなかった。
本堂の大屋根を正面より見上げた状態では、棟ラインの不陸は見られず、瓦のずれている様子も見受けられない。
本堂正面の入り口の状況であるが、軒の垂れも見られない。 さらに、横架材のめり込み等も見受けられないで、柱脚の沈下も見受けられなかった。