当時(昭和初期)の地図では田畑が多く目立っており、現在のように周囲に住宅等が密集した様子は見られない。
この設計図書の作成者は不明だが、鉄筋コンクリートの基礎にしようとしたのが理解できる。
図面では布基礎で外周を覆い、本陣の丸太柱下部には独立基礎を設置するようになっていた。
昭和初期の設計では有るが、西洋技術であるトラス梁を小屋組に取り込んでいる。
詳細な技法で書かれたものであり、非常に細かい部分まで書かれている。
この図面からも分かるように、小屋裏にトラス成分の斜材が表現されている。
さらに、各接合部には補強金物まで記載されている。
基礎の断面でも鉄筋が描かれているが、実際に調査をしてみるとあっと驚く・・・・