光明寺 耐震改修工事2.調査

2−2.当時(昭和5年頃)の設計図書(原設計図)


建設当時の周囲地図

当時(昭和初期)の地図では田畑が多く目立っており、現在のように周囲に住宅等が密集した様子は見られない。




基礎伏図

この設計図書の作成者は不明だが、鉄筋コンクリートの基礎にしようとしたのが理解できる。
図面では布基礎で外周を覆い、本陣の丸太柱下部には独立基礎を設置するようになっていた。




1階床伏図



小屋伏図

昭和初期の設計では有るが、西洋技術であるトラス梁を小屋組に取り込んでいる。




正面姿図



西側姿図



東側姿図


詳細な技法で書かれたものであり、非常に細かい部分まで書かれている。




断面図

この図面からも分かるように、小屋裏にトラス成分の斜材が表現されている。
さらに、各接合部には補強金物まで記載されている。
基礎の断面でも鉄筋が描かれているが、実際に調査をしてみるとあっと驚く・・・・






 ©Tahara Architect & Associates, 2003