軸材と面格子で構成した直方体形状のバス停です。
屋根と片側の壁は、折板が貼られており、正面の開放的な空間となるように面格子だけで上部には雨避けのガラスがFixされて明るい開放的なバス停となっており、意匠設計者の意図とした空間となっています。
待合所の反対面および背面は面格子が露出しています。
また、これらの木材は全てヒノキで構成されており、高い耐久性を要求される外部での使用で最終を決定しました。このヒノキも地元京都府産材及び近県のヒノキを利用しています。
天井面も格子で、水平構面として利用しています。
駐輪場は、面格子の上に梁を組んで持ち出しています。
転倒しないように柱脚はかんざし金物(柱の中に埋め込むタイプの金物)を使って固定しています。
この京都府南丹市美山町は積雪が1m近くあり、その積雪に十分耐えうる性能とし、積雪時のたわみは約3mm程度としています。