桜の家

2008年11月
縁側のある、混構造の住宅
第31回大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞) 大阪府知事賞 受賞
意匠設計大西憲司建築工房
構造設計木構造建築研究所 田原 (担当:村田)
施工者 西友建設

大阪の北部に位置する丘陵地に建つ混構造2階建てである。

写真で分かるがコンクリート打ちっ放し面は杉の化粧型枠で仕上がっている。

本建物の耐震性能においてはWRC造及び木造部分とも等級3を確保している。


庭より居間を望む部分はコーナー部にある柱は庇を受ける柱であり構造的な要素でない。

南面の玄関部分を見るところであるが玄関廻りのWRC造においても開放的にしている。


居間より庭を見る。

このコーナー部においてはX・Yそれぞれ約3m程度の持ち出しとしている。

しかし混構造の規定である偏心率は0.15以内に収めている。

廊下より玄関を見る。

玄関部分の両サイドの壁も杉の化粧型枠打ちっ放しで非常に落ち着いた雰囲気を出している。


ダイニングキッチンより居間を見る。

どこからでも外部の庭が望め非常に開放的な空間となっている。

居間。

この居間の壁も一部杉の化粧型枠打ちっ放しで仕上がっている。

腰窓より庭が見えることによりコンクリート打ちっ放しでありながら和風空間となっている。



階段室を見る。

この階段室廻りの壁も杉の化粧型枠打ちっ放しで落ち着いた空間となっている。


2階リビングを見る。

2階の木造部分における居間空間はスパン5m以上の登り梁の為高く広い空間となっている。

 ©Tahara Architect & Associates, 2010