狭小間口の2階建てで、屋根を登り梁形式にした建物です。
小屋組は4寸角の部材を基本に構成しています。
「とも生きの杉」使用。
一部を天井無しにすることで、狭さを感じさせない建物です。
室内は真壁、野地板現しとなっていて、杉のぬくもりを感じ取れる空間です。
小屋裏の一部は収納になっています。
屋根面は杉厚板を使っていますが、ずれ止めダボで板間のずれを止めて一体化させ、釘を板の上面から脳天打ちすることで、高い剛性を確保しています。
品確法における設計評価等級3相当の高性能を有した建物です。