意匠設計 | : | 川畑昌弘建築工房 |
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構造設計 | : | 木構造建築研究所 田原(担当: 村田) |
施工者 | : | (株)安井杢工務店 |
京都の伝統的な「町屋」の現代版とも言える木造軸組工法3階建て。
1階から3階まで図のように全面が大開口で、さらに2階・3階部分に吹き抜けがあり、構造的にはガレージ上部の2階・3階部分の片持ち出し構造ともいえるべき住宅である。
構造安全性能として、「等級3」程度の性能を持ち、面材による抵抗要素をメインとして、建築基準法最低限の性能を確保し、面格子要素による耐力加算で実質「等級3」の性能を確保している。
写真は2階部分の片持ち出し部分における軸組の横架材に、サポートを設置し、施工時における荷重を処理し、面材によりダイヤフラムとしての性能が発揮できた時点でサポートを取り除き、その時のたわみ量はわずか1mm程度であった。
面格子による鉛直・水平構面
階段部分
2階居間部分より3階吹き抜け部分を見る