U邸

2011年03月
レベル差のある敷地に建つ狭小間口住宅
意匠設計アトリエロータス
構造設計木構造建築研究所 田原(担当: 宮本)
施工者 三共土地建物

本建物は、眺望の良い微高台地上にあり、開口部が適所に設けられている。



前面道路との境界は古い水路を介して敷地と接しており、隣地境界との高低差が1m程度であったため、高基礎を採用している。

細長い建物形状で比較的軽い建物であり、地盤調査結果による地盤支持力との構造検討の上、底盤幅は1.5mとやや大きめになっている。



基礎工事などは、極力コストを落としたいところだが、安全性の担保と建物の沈下や傾斜といった不具合の防止について、意匠設計の方にも理解をいただき、耐震等級2以上の性能(長期優良住宅認定取得)を確保した。



2階は小屋裏を現しにするなど、奈良県産の杉を使用した構造材が意匠として綺麗に生かされた。


 ©Tahara Architect & Associates, 2012