本建物の建設地は1995年1月17日に発生した「阪神淡路大震災」の中心地域で、震度7が観測された神戸市東灘区に計画された、壁式鉄筋コンクリート造、2階建の住宅である。
基本的な耐震性能は建築基準法の1.25倍以上(等級2)以上の性能を有している。
省エネルギーを考慮し、夏季の日差しを遮る為の庇をスラブで大きく持ち出す計画となっている。
LDK隅角部の屋根は柱無で約3m持出しているが、梁をパラペットを利用した逆梁とし、天井までの開口を確保した。
これにより開放的な空間を実現している。