意匠設計 | : | 野々瀬建築設計 |
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構造設計 | : | 木構造建築研究所 田原(担当: 村田) |
施工者 | : | 東洋技研 |
この寺は、徳島県の市場町にあるお寺で、改築され百数十年程度経て、老朽化により立て替えられたものである。
そこでの要求事項の中に、「ローコストでなおかつ大地震時の避難所としての機能がほしい」との要求が有り、十分な(品確法の耐震等級の等級3程度の安全性能を保有している)耐震性を持たせることとした。
コストを抑えるために、構造用合板(ラスカット)の真壁造耐力壁を用いている。
また、足固め・頭がためには、貫を利用したIビームの合成梁を貫+構造用合板で構成し、ラーメン効果を付加することで、耐震性を向上させている。
内部耐力壁の上部小屋内には、棟通りの屋根面まで構造用合板張りの耐力要素を配置し、内部耐力壁がきちんと抵抗力を発揮するようにしている。
柱脚部にはDボルトを使用し、引き抜き力に抵抗できるシステムが設置されている。