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私の尊敬する技術者魂の師匠である小掘氏の語録より


私の尊敬する人で、機械設計を専業とする小堀設計の小堀氏のホームページにまた、現代の「もの作り」に対する苦言、提言、名言とも言えるコメントがあったので自分なりに解釈し説明します。

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1月17日
阪神淡路大地震の11年目の1.17が来た。
地震で息子が家に挟まれ助け出そうとしてのだけれど、おばあさんは力もなく救援も来ず
その代わりに火の手が来た。
息子はおばあさんの母に「もう良い速く逃げろ」って言ったそうです。
当時避難所でおばあさんが泣き出した「息子が燃えるにおいが忘れられない」ってです。
周りの人は誰一人止めることは出来なかった、泣き声を聞いてやるのが優しさであり、
ただ唯一の慰めです。
11年経った。
おばあさんは誰かに泣き声を聞いて貰っているのでしょうか

阪神淡路大地震の11年目1.17が来た。
元、現県知事や市長および県市職員!あんたら、この11年本当に真面目に仕事しとるのか?
もし仮に、99.9%あなた方の行動が正しく適切であったとした場合でも
6200*(1−0.999)=6人の方  あなた方は一般市民を殺してしまったと言えます。
法的には罰せられないかもしれませんが、なんでもっと早く自衛隊を呼ばなかったのか!
これは判断力の欠如です。
6200人の亡くなられた方に、一件ずつ線香上げて回れ!
1件/1日回ったとしても、20年かかったとしても、徹夜してでも回れ!

おーい!おばあさん、何処にいるのや、貴方の泣き声
元、現県知事や市長及び県市職員に聞かせてやってくれ。

阪神淡路大地震の11年目1.17が来た。
おいこら!消防士及び職員。
あんたら真面目に仕事しとるのか? あんたら火を消し人を助け予防するのが仕事やろ!
私目にも、はっきりと理解出来る様、その仕事量に対する成果が一般の市民の目にも見えるようにもっと働いたらどないです。
民間の人間でも自分の仕事に一所懸命やぞ!
おーい!おばあさん何処にいるのや!貴方の泣き声消防士及び職員に聞かせてやってくれ
経済や物の防災よりも、人は愛する人や家族のために死ぬことがあります。
だから災害に対する防災よりも、心の防災が大事だ思うのです。

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どうですか? この心からの叫び声。  あなたには伝わりましたでしょうか? 本当に、その場に立ち合わせた人でなければ、この叫び声が!この悲しさが! そして、この文章の本当の意味が・・・ 木造の構造技術者として、決して忘れてはならない声なのです。


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©Tahara Architect & Associates, 2006