青森ヒバの浴室。浴槽は10mx3mの大きさ。
宮城蔵王の南、花房山の中腹、標高500mに位置し、かっては仙台藩伊達家の御用湯であった青根温泉だが、現在は国道457号沿いに、中小の旅館が6軒が営業する小さな温泉地だ。 |
米沢八湯の一つ、白布温泉の御三家と言えば茅葺屋根を持つ東屋・中屋・西屋だったが、平成12年、中屋からの失火で東屋旅館(その後再建)とともに全焼した。 中屋別館不動閣はその中屋の別館、20m近い内湯・オリンピック風呂が売り物だが、とにかく長い風呂なので驚く。大きさはともかく、長さでは日本一かもしれない。 |
小林一茶が愛した湯田中温泉は、東に志賀高原、南西に戸隠・妙高・黒姫山などの北信五岳を遠望する夜間瀬川右岸の高台にあり、20軒ほどの旅館・ホテルが点在する。 ここは、草津街道の宿場としてして早くから栄えた温泉場だけに、江戸時代創業の旅館が10軒以上ある。 |
溶岩丘が連なる八甲田連峰の西麓、海抜900mの高地にある酸ヶ湯温泉は、日本を代表する湯治場である。 有名な総ヒバ造りの混浴千人風呂は写真で見るより実物の方がはるかに大きい。手前が熱の湯、奥に見えるのが源泉を薄めた「四分六分の湯」だ。 右手に見える板塀は女性の脱衣室に通ずる目隠し、浴槽の真ん中にある低い柱の左側が男性、右側が女性が入浴するスペースになっている。 混浴を嫌う女性には、朝晩それぞれ1時間ずつ女性専用タイムが設けられている。 |
売り物の棚田のような露天風呂。
雁行する石板造りの格調ある大浴場。窓からは眼前に迫る渓谷を見下ろせる。内風呂
芦ノ牧温泉は、幕末、激動の歴史の舞台となった会津若松の南の玄関口、阿賀川の渓谷沿いに湧く温泉。大型旅館の大川荘の棚田状の露天風呂が人気。湯量豊富ですべての風呂が掛け流しだ。 |
玉川温泉は、十和田八幡平国立公園の西南、活火山・焼山の麓、標高740mに位置し、周囲の白茶けた山稜からはもうもうたる湯煙が上がっている。 源泉の「大釜」は、湧出などという生易しい表現では、不十分。泉温98度、しかもPh1.2という日本一の強酸性温泉が,音を立てながら、1分間に9,000リットルも噴出している。 |
河内(こおち)温泉は一温泉一旅館の温泉地である。伊豆急蓮台寺駅から徒歩5分、蓮台寺温泉のすぐ近くにあるので、観光案内書や温泉雑誌では、蓮台寺温泉の記事の中で紹介されていることが多い。 金谷旅館は1866年(慶応2年)開業、130有余年の歴史があり、今にその面影を残す宿である。 |
天人峡温泉は、大雪山系にあって標高600m、忠別川の激流が作り出した柱状節理の美しい峡谷、天人峡にある。 天人閣にはそれぞれに露天風呂が付く2つの浴室があるが、中でも内湯の岩風呂はその広さと崖をそのまま利用した壁面の迫力に圧倒される。これまで入浴した内湯の中で、最も美しい浴室・風呂と言ってもいいだろう。 風呂は円形のものと曲線を持った大型の石風呂から成り、温泉の温度には差が設けられている。 二つの風呂を合せれば50人くらいは一度に入れるだろう。 |
昔から「馬で来て足駄で帰る後生掛け」と効能が謳われていた後生掛温泉は、標高1,000m、八幡平の焼山東側山麓の谷間にあり、酸ヶ湯・玉川温泉と並んで東北屈指の湯治場である。周辺から噴きだす熱湯や熱泥、激しく舞い上がる噴気によって強い硫黄臭が漂っている。 |
6000リットル/分という湯量豊富な温泉が自噴するのを目の前で見られる須川温泉。栗駒山荘は第三セクターの公共の宿だが、予約取るのが難しい人気の宿。露天風呂も大きい。 |
一度に50人以上が楽に入れる。
オレンジ色の綺麗な石で造られた大浴場。
ブドウ畑から湯が湧きだした山梨県最大の温泉地・石和温泉。慶山は湯量豊富な自家源泉を有し、石板づくりの豪華で大きな大浴場も露天風呂も掛け流しだ。 |
岩手県で有数の規模を誇るつなぎ温泉は、東北自動車道盛岡ICから国道46号線に乗って田沢湖に向け西に10km余り進んだ先、御所湖の湖畔にあり、盛岡の奥座敷と呼ばれている。 南部湯守の宿大観は部屋数が100室を超える大型旅館、加温・加水無しの単純硫黄泉をかけ流しで大きな内湯と露天風呂に落としている。 |
新潟県との県境、国道17号線沿いに点在する猿ヶ京温泉郷の最深部、三国峠の山麓にある日本秘湯を守る会会員旅館。予約が難しい人気温泉旅館。アーチ型の窓を持つ鹿鳴館風の法師乃湯は、築100年を超える木造湯屋。大きな湯舟の底から湯が湧出している。 |