走行距離 637km(奈良→東京除く)
実家に帰京、帰途に温泉偽装で話題になった白骨温泉に宿泊し、奥飛騨・高山にほんの少し立ち寄ることにした。
5月30日(月)
東京・実家AM9:00発
高井戸ICから中央道
長野県最大の湖
冬になると湖が結氷して亀裂が入る御神渡「おみわたり」とよばれる現象が見られていたが、近年、温暖化が続き、ほとんど見られない。

諏訪湖
シャトーではありません。
諏訪湖畔に建つ日本一典雅な温泉館

ジーンズでの入館が気が引けるくらい。
地元の片倉財閥が地域住民・社員の厚生・社交・娯楽・文化向上のために建設。
昭和3年に竣工。
スペイン・アルハンブラ宮殿の中庭のような雰囲気の千人風呂。30人くらいが一度に入れる大きさ。
湯船は腰までくる深さで底には丸い黒い石が敷かれている。見えないが左手にはステンドグラスも。
中央自動車道から長野自動車道に乗り換えて松本ICで降りる。
上:これで3回目の国道158線。「高山」「上高地」方面に向かう。
右:白骨温泉への分岐。「この先山岳道路・速度・車間注意」の警告。
乗鞍林道は1.5車線部分が多い。余裕の運転しながらの撮影(真似してはいけません。谷底に落ちます)。
片倉館
白骨温泉
案内所の真下にある男性用は上からまる見え。
白骨温泉の象徴、乳白色の湯に偽装するために草津温泉の湯の花を入れていた。(他に旅館3軒も)
現在は情報を公開し、信頼の回復に努めている。
公共野天風呂は長い間閉鎖していたが5月から再開した。
オープン記念で無料で入浴したが、
湯はわずかに青味がかっていた。
標高1,400m、山深い乗鞍岳北東中腹にある白骨温泉は、旅館数が多いので(13軒)、秘湯と呼ばれることは少ないが、厳しい天候、険しい自然やアクセスの不便さからすれば、まさに秘湯と言っていいだろう。
「白骨」という特異な名前は、もともとは「白船(しろふね)」と言われていた。この白船は、温泉に含有されている石灰成分が、木製の湯船に付着して白くなることに由来している。
明治時代の「大日本地名辞典」には、白船・白骨の両方で紹介されている。その後、中里介山の長編小説「大菩薩峠
(机龍之介が懐かしい)で、「白骨の巻」として登場したので、全国的にこの名でが知れ渡り、「白骨」の名が定着した、というのが通説のようだ。
隣の飛騨(岐阜県)の名物料理・朴葉焼がメインディッシュ。
お造りに一切添えられた信州名物・馬刺し
(苦手なので左で焼いた!)
5月31日(火)
乗鞍高原
白骨温泉から30分弱、乗鞍林道(有料)で標高1,500mの乗鞍高原へ。
乗鞍林道途中、愛犬アルの後に乗鞍岳。
乗鞍岳(3,026m)の東側裾野に広がる標高1,500mの乗鞍高原。
白樺の林が続く爽やかな高原は道路が整備され、洒落たペンションや乗鞍高原温泉の中小のホテル・旅館が点在していた。
乗鞍高原温泉(記事準備中)
宿泊施設は約150軒。
この内100件の旅館・ホテル・ペンション・民宿が温泉を引いている。
この日、入浴を予定していた日帰り温泉施設「湯けむり館」が休館。
偶然見つけた無人・無料の湯小屋に飛び込んだ。
一応名前がついていて「せせらぎの湯」。
乗鞍高原から、今度は県道48号線の快適な2車線の道を下り、国道158号線に出て奥飛騨に向かった。
国道158号線は暗いトンネルが多いので運転注意。
松本方面からの最後のトンネル、長野県と岐阜県の県境をくり貫く長さ4.4kmの安房トンネル(有料)を出ると奥飛騨温泉郷・平湯温泉に到着。
奥飛騨温泉郷・平湯温泉 (岐阜県)
槍ヶ岳(3,180m)穂高岳(3,190m)の南西山麓に湧く奥飛騨温泉郷は、平湯・新平湯・福地・焼岳・栃尾・新穂高温泉の総称で露天風呂の数は日本一。
低料金の旅館だが、日帰り温泉を積極的にPR。広大な敷地に17もの多彩な湯を備えているのが売り物。(入浴料金500円)
せっかく奥飛騨に来ているのに1ヶ所だけの入浴は無念。しかし、これから350kmの道程、そのうえ高山観光があるので、後ろ髪を引かれる思いでここを発った。
再び国道158号線に乗って高山に向かう。
飛騨・高山
飛騨の匠の里、町家造りが立ち並ぶ古い町並み、「動く陽明門」と称され屋台が曳き回される春・秋の高山祭り、宮川沿いと陣屋前の朝市、飛騨牛朴葉味噌焼から高山ラーメンの味覚まで、高山はまるでデーマパークのような楽しさで溢れている。
高山三町筋・町家造りの町並み
地酒
お馴染みの赤株
猿ぼぼ
高山ラーメン
高山屋台会館
粋な店構え
高山観光後、300km先の大仏様が待ってい奈良へ。
白骨温泉公共野天風呂
  新宅旅館宿泊
正真正銘の乳白色の湯は源泉掛け流し。
不祥事はあったが、白骨温泉は文句なしの名湯だった。
源流に愛犬を放つ
残雪の乗鞍岳
高原道路沿いの白樺林が美しい
これでも男女別になっていた。
目的不明・温泉が少し溜まっていた。
ひらゆの森 (記事準備中)
信州・白骨温泉&飛騨の旅(2005年5月)