所在地:新宮市高田


新宮市は紀伊半島の東南端に位置し、温暖な気候、森林や水資源に恵まれ紀南地方の政治・経済の中心地である。しかし、熊野川の水運を活かし繁栄していた林業が、戦後の水力発電によるダム建設、国土幹線軸から離れた交通体系、輸入木材の増大等により長く低迷している。
この地は日本書紀で熊野神邑(かみむら)と呼ばれ、古くから熊野信仰の中心地であった。その後、熊野三山の一つ熊野早玉大社(他に本宮町の
熊野本宮大社那智勝浦町の熊野那智大社の門前町として一大宗教王国となった。
温泉名雲取温泉

住 所 新宮市高田1810
電 話 0735−29−0321
交通機関 西名阪自動車道郡山ICから国道24号線、168号線等で約150km
湯浅御坊道路御坊ICから国道311・168号線で約150km
JR紀勢本線新宮駅から高田行きバス30分終点下車
施 設(日帰り) 食事処、喫茶、休憩室、駐車場(約50台) 
宿 泊 9室+実習館12室  平日2食付(税別)8,600円〜
泉 質 アルカリ性単純温泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 11時〜21時  
定休日 月曜日
入浴料金 大人400円 小人200円
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1、薬草風呂
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 桑の木の滝(日本の滝100選)、熊野早玉大社、浮島の森
お土産・食事 めはり寿司、鮎のなれ寿司
近くの温泉 熊野川温泉、湯ノ口温泉、南紀勝浦温泉
新宮市HP
雲取温泉HP
http://www.city.shingu.wakayama.jp/
http://www6.ocn.ne.jp/~kumotori/
雑記帳 大阪方面からは秘境・十津川の隘路それにかなりの距離となるが、紀州勝浦温泉や新宮からは距離も短く、最後の6kmを除いては難所もない。近くを通られたときは、是非寄っていただく価値がある温泉である
施設名:高田グリーンランド (入浴:2003.2.7 第3回入浴:2004.4.16)   
温泉は966メートル大雲取山の東山麓にあり、近くには日本の滝100選の桑の木の滝がある。
難路の国道168号線も本宮町に入り、左手に熊野川が見え始める頃からよく整備された快適な道となる。道の駅「瀞峡街道熊野川」を過ぎて7〜8km、雲取温泉への道標が現れる。高田川沿いの1.5車線の狭い道を15分ほど走ると雲取温泉「高田グリーンランド」に到着する。この施設は財団法人新熊野体験研修協会が経営する宿泊・研修施設で、温泉はふるさと創生資金によって地下1,500メートルで掘り当てた。
この温泉は、「まっぷる・日帰り温泉(関西・中部)」で初めて知った。青みがかった乳濁色の露天風呂の写真を見て、是非とも入浴したかった。1年前の3月、日本でも有数の秘境、十津川村の温泉に宿泊した際に、そこからさらに50km南のこの温泉に足を伸ばして入浴した。そのときはまだホームページを作る予定もなかったので写真撮影をしていなかった。今回、紀伊勝浦温泉の帰りがけ、前日まで凍結していた国道168号線を北上して、再度入浴・撮影した。昨年7月に日帰り施設が増築されて、きれいになっていたが、露天風呂は当時のまま。真冬の晴天の下で、関西圏ではいまだ見たことのないサンゴ礁の海の色のような乳青色の湯が輝いていた。
源泉は34℃、湯量155リットル/分、硫化水素の臭いが僅かに漂い、肌にぬめり感が残る上質な湯であった。この他に同じ湯で満たされた中規模の内湯、横には茶色の薬草風呂があった。
以前は別料金だった薬草風呂も含めて400円、ずいぶんと割安感のある料金体系になっていた。
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
雲取温泉 高田グリーンランド (和歌山県
写真をクリック
湯煙の内湯
関西では珍しい乳濁色の湯
写真をクリックすると「高田グリーンランド」HPへ