所在地:高石市
「音に聞く高師濱のあだ波は掛けしや袖の濡れもこそすれ」
これは百人一首に詠われている祐子内親王家紀伊の和歌だが、歌中の「高師」が現在の高石だ。平安時代、朝廷や貴族の間で熊野信仰が盛んになって、都から紀州熊野への往来が盛んになったが、高石市付近の海岸部・丘陵部に熊野街道・高野街道・紀州街道が通じていたので、多くの歌人がここの風光を愛でて歌を作っている。紀貫之も藤原定家もだ。
高石市の海岸線は、昭和36年、浜寺・高師浜等の海水浴場が埋め立てのため閉鎖されるまで、関西の海水浴場のメッカとして知られていたが、今は浜寺公園にわずかな面影を残しているに過ぎない。
高石市は昭和41年に市に昇格、現在の人口は約61,500人、堺臨海工業地帯の一角を占め、堺市との合併の話も取り沙汰されている。
住 所 |
高石市羽衣2−2−23 |
電 話 |
0722−64−0909
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交通機関 |
阪神高速15号線堺出口から国道26号線等で約5km
南海本線羽衣駅から徒歩3分、JR阪和線東羽衣から徒歩3分
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施 設 |
軽食、喫茶、休憩室、マッサージ室他 駐車場(300台) |
宿 泊 |
なし |
泉 質 |
ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉 源泉温度46度 |
適応症 |
不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 |
9:00〜深夜1時(日曜祝日は6時から) |
定休日 |
無休 |
入浴料金 |
大人1,300円 子供(3〜12才)700円 |
入浴施設 |
内湯男女各1、露天風呂男女各1、ジェットバス、サウナ、プール(夏季) |
浴室備品 |
タオル、バスタオル、シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット |
浜寺公園、住吉大社、仁徳御陵 |
お土産・食事 |
レストラン等は国道26号線沿いに多数 |
近くの温泉 |
堺利休の湯、祥福の湯、弥生の里温泉 |
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雑記帳 |
高石市の南海本線羽衣駅近くに、同じ会社に勤務されていた先輩のARさんが住んでおられる。同氏とは数多くの温泉巡りにご一緒し、また、奥様とも私の家内を含めてたびたび一泊や日帰りの温泉旅行に出かけている。
「羽衣」の名のつくとおり、ここにも天女・羽衣伝説が残り、かっては美しい白砂、松林が延々と続いていて、「西の芦屋か東の浜寺か」と称えられるほどの別荘地であった。
全国の羽衣伝説が残る約40の市町村が参加する「羽衣交流サミット」が定例的に開催されていて、高石市もこれに参加している。
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温泉名:元湯羽衣天女の湯
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
施設名:浜寺天然温泉羽衣天女の湯 (入浴:2001.10.10)
内湯はサンルームのような設計、日がたっぷりと入ってきて大変快い。
ノスタルジックなタイル張りの湯船を満たす湯はわずかに黄緑色、肌にヌメリ感が残る。
露天風呂は開閉する天井でどのような気候・天候、対応し、湯船は岩風呂で、横には立ち湯の強力ジェットバスがあり腰を強力にマッサージして、腰痛持ちの私には大変気持ちがいい。
パンフレットには「日本初の設備」とあり、いまはどこのスーパー銭湯に見られるジェットバスの先駆けかもしれない。大き目のサウナも付属している。
サンルームスタイルの内湯(パンフレットから)
元湯羽衣天女の湯 (大阪府)
かっての白浜青松の浜を偲ばせる府立浜寺公園の一角にあり、隣接して浜寺ジャンボプールがある日帰り温泉施設。温泉名はこの地に残る羽衣伝説に由来している。ここには会社の先輩温泉仲間でありARさんのご子息の結婚の祝いを届けた際に立ち寄った。(下記雑記帳参照)
広い駐車場の正面に見える建物は、最近出来ている日帰り温泉施設と比べると古く見えるが、地下1200メートルで掘り当てた温泉は大阪では珍しい46度の高温泉、弱アルカリ性のナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉で大阪府認定の療養泉だ。
大阪府の温泉
一部
廃業しました。