宝船温泉・湯元ことぶき (滋賀県)
所在地 : 高島市安曇川町 (旧)高島郡安曇川(あどがわ)町
温泉名 : 宝船温泉 
施設名 : 宝船温泉湯元ことぶき (入浴日:2003.12,2)
  
    
      | 住 所 | 滋賀県高島市安曇川町下小川2248-2 (旧)滋賀県高島郡安曇川町下小川2248−2
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      | 電 話 | 0740−32−1293 | 
    
      | 交通機関 | 名神高速道路京都東ICから国道161号線等で約45km JR湖西線近江高島駅からタクシーで5分(宿泊の場合は送迎有り)
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      | 施 設(日帰り利用) | 特になし 、駐車場は建物の横に3台分ほどあった。 | 
    
      | 宿 泊 | 7室(BT無し) 15,000円〜 | 
    
      | 泉 質 | 単純炭酸鉄泉(館内表示) 泉温15.1度 PH6.8 緑褐色・不透明 90リットル/分 | 
    
      | 適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) | 
    
      | 入浴時間 | 10〜15時 18時30分〜21時 
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      | 定休日 | 無休 | 
    
      | 入浴料金 | 大人600円 | 
    
      | 入浴施設 | 内風呂男女各1 、露天風呂男女各1 | 
    
      | 浴室備品 | シャンプー、ボデイソープ | 
    
      | 観光スポット | 中江藤樹記念館、陽明園 | 
    
      | お土産・食事 | 食事は来る途中の国道161号線沿いに幾つかのドライブインあり。 
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      | 近くの温泉 | 白滝温泉、くつき温泉、マキノ白谷温泉、 | 
    
      | 高島市HP 湯元ことぶきHP
 | http://www.city.takashima.shiga.jp/ http://bird.zero.ad.jp/~zas78702/index.htm
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      | 雑記帳 | 中江藤樹 1608(慶長13)-1648(慶安元)。江戸時代初期の儒学者。わが国における陽明学の開祖。数多くの徳行、感化によって、没後に《近江聖人》とたたえられる。
 近江国高島郡小川村(現在の滋賀県高島郡安曇川町上小川)に生まれた。
 
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安曇川町は、滋賀県の北西部、高島郡の南部にあり、東部は琵琶湖に面し、湖西地方きっての大河である安曇川の三角州の上に立地している。町の中央部を国道161号線高嶋バイパスとJR湖西線が南北に平行して走り、大津市へは約50km、京都市までは約60kmの距離にある。
「安曇(あずみ)」は、一時、古代史に凝り、関連図書を40〜50冊読破した自分には馴染み深い名である。
安曇(川)という地名は、北九州から壱岐、対馬にかけて勢力を持っていた古代氏族「安曇族」に由来する。
安曇族は、海路に明るいばかりか稲作技術にも秀でた海の神々であり、彼らは四国、中国、近畿、東海地方と勢力を伸ばし、古墳時代に現在の長野県の安曇野に入植したといわれている。同地に今も残る穂高神社は安曇族の祭神であり、日本の名峰穂高山の名もここに由来する。
また当地は「近江聖人」と言われた、陽明学の中江藤樹生誕の地でもある。同町には、陽明園という中国式庭園があるが、、これは、王陽明(1472-1528)の生地である中国浙江省余姚市と、日本陽明学の祖・中江藤樹(1608-1648)の生地である滋賀県安曇川町との友好交流を記念して建設されたものである。
この日は、10時過ぎに我が家を出発、まず雄琴温泉湯元館に立ち寄り湯をしてから、ここにやってきた。国道161号線を北上、白髭神社を過ぎて間もなく、琵琶湖に沿った風車街道に向かって右折して3kmほど、看板がなければ通り過ぎてしまうに違いない民家風の建物が宝船温泉だった。目の前は湖岸、生い茂る松林に白浜、一幅の絵のような風景が広がっていた。夏は近江白浜水泳場としてたいへん賑わうところであるが、晩秋、行き交う車は滅多になかった。
右手の入口(多分、旅館への玄関)にはカギがかかっていたので、左手の売店風の建物に入った。誰もおらずカウンターに置いてあった呼び鈴を三度ほど押すと、奥から年配の女性が出てきてくれた。おそるおそる入浴を請うとOK.、左手の路地に案内してくれた。男女別の内湯を通り過ぎて、正面左右に男女別の露天風呂があった。露天風呂は、一坪弱、2人で満員となる小さなもので、湯はガイドブックに載っていた通りの茶色の炭酸鉄泉であった。心和ませる小さな露天風呂にしばし入浴後、服を着替えてから先ほど通った内湯を覗いた。ここも2人はいれば満員の小さな湯舟だが、含まれている鉄分によるものだろう、湯舟周辺が茶色に変色していて趣がある。掲示板どおりの湯量なら、これらの小さな湯舟を満たすのに十分、掛け流しと思えたが確証は掴めなかった。目の前が琵琶湖の明るい風景、けっして秘湯の環境ではないが、なぜかその雰囲気を醸し出す味のある温泉だった。ここに行く場合は、なにせ湯舟が狭いので、先客がいないことを願って行っていただく事になる。夏は先ず待たされることになるだろう。
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一部
