在地:甲賀市甲南町

温泉名:宮乃温泉

施設名:甲賀・忍びの宿宮乃温泉 (入浴:2001.8.13)
100年以上前、初代喜兵衛が夢枕に立った神様のお告げで、神社のふもとの岩を持ち上げると、そこからこんこんと霊泉が湧き出てたという、伝説がある旅館だ。
こじんまりした、しかし趣のあるロビーから磨きこんだ廊下を渡って入った浴室には5〜6人が適当な小型の内湯と露天風呂があった。
私が家内とともに出かけたときは、休日にもかかわらず他の客はいなくてゆったりとできた。立ち寄りが目的なら平日に行けば客も少なく、のんびりとした田園風景の中で温泉を楽しめる。
尚、食事付き入浴(予約)以外は食事を取れない。
甲南町は滋賀県の東南部、北に水口丘陵、南は鈴鹿山脈南麓と信楽丘陵に抱かれた穏やかな田園風景の中にある町である。信楽丘陵を越えると伊賀になり、ともに忍者の郷としてよく知られ、両方の町とも観光資源として忍者屋敷がある。
西には国道307号線で結ばれた信楽町があり、陶器やタヌキの焼き物を求めて多くの観光客が訪れる。
宮乃温泉・甲賀忍びの宿宮乃温泉 (滋賀県)

あまり知られていないこの温泉に行ったきっかけは、我が家から1時間弱の距離の信楽によく出かけていて、その方面の地図を見ていたらこの温泉名を見つけたことによる。その後温泉紹介図書で、ここが立ち寄り湯が可能なことを知って家内とともに出かけた。少々分かりにくいところにあるが、南甲賀の小さな村落、のんびりした田園風景の中に客室数11の旅館がひっそりとたたずんでいた。
写真はパンフレットから
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住 所 滋賀県甲賀市甲南町杉谷364−1
電 話 0748−86−2212
交通機関 名神高速栗東ICから国道1号線等で約20km
京奈和有料道路田辺西ICから国道307号線等で約55km
JR草津線甲南駅からタクシー約10分
施 設(日帰り) フロント前のコーナーで休憩のみ駐車場約30台
宿泊 和室8  12,000円〜
泉 質 ナトリウム・カルシウム塩化物泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 11〜21時
定休日 不定休
入浴料金 大人800円 
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1 家族風呂2 
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー
観光スポット 甲賀流忍術屋敷、甲賀の里・忍者村、信楽町(陶器買物・陶芸の森、信楽伝統産業会館、信楽陶芸村)、近江日野商人館   
お土産・食事 信楽焼
旅館では昼食付き入浴以外は食事は取れない。
近くの温泉 塩野温泉、甲南温泉
甲南町HP
信楽観光協会HP

宮乃温泉HP
http://www.town.konan.shiga.jp/
http://www.e-shigaraki.org/
http://www.miyanoonsen.com/
雑記帳
信楽焼

信楽焼は日本六古窯(瀬戸・常滑・越前・信楽・丹波・備前)の一つである。日本六古窯とは、いずれも平安時代末期から室町時代にかけて陶器を生産開始して、今日に至るまで継続している陶器産地である。
国道307号線で信楽町に入ると、数キロにわたり次から何10軒もの陶器店が次から次と目に飛び込んでくる。何れの店の前にも信楽焼の
シンボルであるタヌキが何十、何百と並んでいる。
小さなものは10cmくらいから優に5メートル以上のものまで、表情も様々で、これらを見ているだけで楽しくなる。
室町・桃山時代から茶道の器として愛用されてきた信楽焼は、素朴で人肌のぬくもりを感じさせる焼き物で、数多くある店では花器、花瓶、鉢、湯呑み、コーヒーカップ、食器皿など様々なものを手ごろな値段で販売している。渋い色合いと厚手の陶器は、花も料理もコーヒーも引き立つ。毎年4月上旬には陶器祭りが開催され大変な賑わいとなる。