最終更新日 2004/07/17(Sat)
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Meadow2 の設定


Meadow 2 の設定について紹介します。

Meadow2 のインストール方法

Meadow2 のインストールには以下の方法があります。 このページで紹介しているのはバイナリインストールです。

Netinstall によるインストール
ネットワーク対応インストーラを用いてインストールする方法です。 ネット接続が必要ですが、Meadow 本体だけでなく、 関連 Emacs-lisp パッケージも同時にインストールすることができるので、 大変便利です。
バイナリインストール
バイナリパッケージをインストールします。 この方法ではネットワーク接続中でなくてもインストール可能ですが、 標準でない Emacs-lisp パッケージは手動でインストールすることになります。
ソースからのビルド
ソースからコンパイルします。 コンパイル方法については、 コンパイル方法説明のページで説明しています。

.emacs の編集前に確認しておくこと

.emacs の編集前に .emacs 以外の設定などについて簡単に触れておきます。

環境変数の設定

Meadow では以下の環境変数を指定する必要があります。 なお、環境変数の設定方法についてはここでは説明しません。 色々なサイトで説明されていますので、それを参照下さい。

HOME
ホームディレクトリです。 ホームディレクトリは UNIX 系の OS で個人用に割り当てられたディレクトリのことで、Windows ではマイドキュメントとかに相当します。 Meadow では、このディレクトリに設定ファイルである .emacs を置きます。

なお、このディレクトリ名には空白や日本語を含めるとトラブルの元になりますので、 避けた方が良いでしょう。
この環境変数が設定されていない場合は、 install.exe 実行時に入力したディレクトリをホームディレクトリと見なすようになります。
TMP
テンポラリファイルを置くディレクトリです。 Meadow や Meadow が呼び出したプログラムが一時的な作業ファイルを置くのに 使用します。

なお、このディレクトリ名には空白や日本語を含めるとトラブルの元になりますので、 避けた方が良いでしょう。
TZ
タイムゾーンを指定します。 日本の場合は JST-9 を指定します。

ImageMagick のインストール

Meadow2 は画像のインライン表示やツールバーの表示に ImageMagick を利用します (BMP だけは Meadow 単体で表示可能です)。 画像を表示させたい場合は ImageMagick をインストールしましょう。

インストーラを実行するとウィザードが起動します。 ウィザードでインストール先などを指定すればインストールすることができます。

Meadow が ImageMagick を利用するためには、 ImageMagick に対してパスが通っていなければなりません。 環境変数 PATH の値に、ImageMagick のディレクトリを追加する必要があります。

なお、インストーラにインストーラに PATH の設定をさせることができます。 この場合は、ImageMagick のインストールウィザードの画面に、 "Select Addtional Tasks" という設定画面がありますので、 このチェックボックスの "Update executable search pash" にチェックが入っているかどうかをよく確認しておいて下さい。

アーカイブの展開

Meadow のアーカイブを展開します。 tar および gz 形式に対応したアーカイバが必要です。

空白文字、全角文字、半角カナなどをディレクトリ名に含むディレクトリに展開するとトラブルの原因になりますので、注意してください。

install.exe の実行

エクスプローラ上で install.exe をダブルクリックするか、DOS 窓で install.exe のあるディレクトリに移動して、以下のように入力してください。

c:\Meadow\2.00>install.exe

ホームディレクトリの場所を訊かれるので、入力しましょう。 HOME 環境変数を設定している場合は、ディレクトリの指定は不要なので、 そのまま ENTER を押して下さい。

c:\Meadow\2.00>install.exe
Enter the directory which Meadow read .emacs file from.
If you do not specify, Meadow reads .emacs file in following directory.
[d:\home] (HOME directory)
d:\home

以前は入力後ダンプ処理を行なっていたため、 インストール時に大量のメッセージが出力されていました。 今回から Portable Dumper が導入されたためインストール時のダンプが行なわれず、 レジストリやスタートメニューなど設定が行なわれるだけになりました。 よって大量のメッセージが出ることはありません。 ですので、大量のメッセージが出なくなったからといっても心配しないで下さい。

とりあえず起動

インストール時にスタートメニューにアイコンが登録されるので、 スタートメニューから起動することができます。

Meadow のアイコンは [スタート] - [プログラム] - [Meadow] - [Meadow2] にあります。 デスクトップにショートカットを置いておきたい人はここからコピーしましょう。

実行ファイルについて

Meadow2 には以下のように実行ファイルが 2 つ存在し、役割が異なります。 通常利用するのは、RunMW32.exe の方ですので注意してください。 スタートメニューに登録されている Meadow2 のショートカットもこちらです。

なお、Meadow 1.x の時と実行ファイルの名称が異なりますので注意してください。

RunMW32.exe
Meadow 起動ランチャ。 ショートカット等に登録するばあいはこちらを登録します。 従来の meadow.exe に相当します。
Meadow.exe
Meadow 実行ファイルの本体。 従来の MeadowNT.exe or Meadow95.exe に相当します。 パッケージをコンパイルするときに Makefile に指定するのはこちらになります。

つまり、パッケージのインストールの説明とかで MeadowNT.exe とか Meadow95.exe を指定するように説明されている箇所は、 Meadow2 では Meadow.exe を指定すれば良いわけです。

Meadow 2 への移行への注意点

Meadow 2 への移行での注意点は以下のようなものになります。

フォントの設定が変更されている。
バージョンアップに伴ないフォントの関連が色々変更されています。 そのため、これまでの方法ではフォント設定がうまくいかない場合があります。
ベースの Emacs がバージョンアップしているので、多くの追加・変更がある。
ベースの Emacs が 20.7 から 21.1 にバージョンアップしています。 そのため、いろいろな機能が追加・変更・廃止されています。
このあたりの差異については Meadow 関連のサイトよりも Emacs 関連のサイトの方が詳しいかもしれません。
Meadow 1 でバイトコンパイルした elisp を使いまわすと、 不具合の原因となる。
Meadow 1 でバイトコンパイルした elisp を使い回すと不具合の原因になります。 極力新規にバイトコンパイルして下さい。

フォントの設定

Meadow 2 でフォント設定の方法が変更されています。 フォントについてはすでに詳しいページがあるのでそちらもあわせて参照して下さい。

Meadow2 Memorandum
フォント設定について詳細な説明があります。 細かく設定したい人はこちらです。
Meadow 2 のフォント設定
フォント設定のための elisp が公開されています。

True Type の場合

以下のように設定することによりフォントが作成されます。 ASCII と 漢字(japanese-jisx0208) と半角カナ(katakana-jisx0201) の設定を行なっています。 必要に応じて他の charset も同様に設定します。

(w32-add-font
 "myfont"
 '((spec
    ((:char-spec ascii :height any)
     strict
     (w32-logfont "MS ゴシック" 0 -16 400 0 nil nil nil 0 1 3 49))
    ((:char-spec ascii :height any :weight bold)
     strict
     (w32-logfont "MS ゴシック" 0 -16 700 0 nil nil nil 0 1 3 49)
     ((spacing . -1)))
    ((:char-spec ascii :height any :slant italic)
     strict
     (w32-logfont "MS ゴシック" 0 -16 400 0 t nil nil 0 1 3 49))
    ((:char-spec ascii :height any :weight bold :slant italic)
     strict
     (w32-logfont "MS ゴシック" 0 -16 700 0 t nil nil 0 1 3 49)
     ((spacing . -1)))
    ((:char-spec katakana-jisx0201 :height any)
     strict
     (w32-logfont "MS ゴシック" 0 -16 400 0 nil nil nil 128 1 3 49))
    ((:char-spec katakana-jisx0201 :height any :weight bold)
     strict
     (w32-logfont "MS ゴシック" 0 -16 700 0 nil nil nil 128 1 3 49)
     ((spacing . -1)))
    ((:char-spec katakana-jisx0201 :height any :slant italic)
     strict
     (w32-logfont "MS ゴシック" 0 -16 400 0 t nil nil 128 1 3 49))
    ((:char-spec katakana-jisx0201 :height any :weight bold :slant italic)
     strict
     (w32-logfont "MS ゴシック" 0 -16 700 0 t nil nil 128 1 3 49)
     ((spacing . -1)))
    ((:char-spec japanese-jisx0208 :height any)
     strict
     (w32-logfont "MS ゴシック" 0 -16 400 0 nil nil nil 128 1 3 49))
    ((:char-spec japanese-jisx0208 :height any :weight bold)
     strict
     (w32-logfont "MS ゴシック" 0 -16 700 0 nil nil nil 128 1 3 49)
     ((spacing . -1)))
    ((:char-spec japanese-jisx0208 :height any :slant italic)
     strict
     (w32-logfont "MS ゴシック" 0 -16 400 0 t nil nil 128 1 3 49))
    ((:char-spec japanese-jisx0208 :height any :weight bold :slant italic)
     strict
     (w32-logfont "MS ゴシック" 0 -16 700 0 t nil nil 128 1 3 49)
     ((spacing . -1))))))

(setq default-frame-alist
      (append (list
               '(font . "myfont")
               '(foreground-color . "black")
               '(background-color . "floral")
               '(height . 50)
               '(width . 80)
               '(cursor-type . box))
               default-frame-alist))))

BDF フォントの場合

(defconst private-bdf-font-dir "d:/usr/local/share/font")

(w32-add-font
 "bdf-16"
 `((strict-spec
    ((:char-spec ascii :height any :weight normal)
     (bdf-font ,(expand-file-name "8x16.bdf" private-bdf-font-dir)))
    ((:char-spec ascii :height any :weight bold)
     (bdf-font ,(expand-file-name "shnm8x16ab.bdf" private-bdf-font-dir))
     ((encoding-type . 1)))
    ((:char-spec ascii :height any :weight normal :slant italic)
     (bdf-font ,(expand-file-name "8x16maru.bdf" private-bdf-font-dir))
     ((encoding-type . 1)))
    ((:char-spec ascii :height any :weight bold :slant italic)
     (bdf-font ,(expand-file-name "8x16marub.bdf" private-bdf-font-dir))
     ((encoding-type . 1)))
    ((:char-spec japanese-jisx0208 :height any :weight normal)
     (bdf-font ,(expand-file-name "jiskan16.bdf" private-bdf-font-dir))
     ((encoding-type . 0) (dim . 2)))
    ((:char-spec japanese-jisx0208 :height any :weight bold)
     (bdf-font ,(expand-file-name "jiskan16b.bdf" private-bdf-font-dir))
     ((encoding-type . 0) (dim . 2)))
    ((:char-spec japanese-jisx0208 :height any :weight normal :slant italic)
     (bdf-font ,(expand-file-name "maru16.bdf" private-bdf-font-dir))
     ((encoding-type . 0) (dim . 2)))
    ((:char-spec japanese-jisx0208 :height any :weight bold :slant italic)
     (bdf-font ,(expand-file-name "maru16b.bdf" private-bdf-font-dir))
     ((encoding-type . 0) (dim . 2)))
;;     ((:char-spec bitmap :height any)
;;      (bdf-font ,(expand-file-name "bitmap16.bdf" private-bdf-font-dir))
;;      ((encoding-type . 0) (dim . 2)))
    )))

(setq default-frame-alist
      (append (list
               '(font . "bdf-16")
               '(foreground-color . "black")
               '(background-color . "floral")
               '(height . 50)
               '(width . 80)
               '(cursor-type . box))
               default-frame-alist))))

最後のコメントアウトしているフォントは bitmap-mule を使用する場合に必要となります。 bitmap-mule は Emacs 21 では obsolete な存在のはずですが、 もし利用している場合はコメントを外して下さい。

その他の設定

基本的には、Meadow 1 の設定がそのまま使えます。 しかし、ベースとなる Emacs が Emacs 20 から Emacs 21 に変わったことにより、 一部の設定が変更されています。

font-lock-mode の変更

dot.emacs.ja には font-lock-mode の設定として次のような設定が記載されています。

;;; font-lockの設定
(if window-system
    (progn
      (setq font-lock-support-mode 'lazy-lock-mode)
      (global-font-lock-mode t)))

Emacs 21 ベースになったことによって以下のように変更されています。

従って、以下のような単純な記述で良くなりました。 (もちろん Meadow 1.1x と併用する場合は場合分けが必要ですが)

(global-font-lock-mode t)

ftp, telnet を使う場合の注意

Cygwin の ftp, telnet は Meadow からは使えません。 他の ftp, telnet を使いましょう。 私は Meadow 1 に添付されている ftp.exe, telnet.exe を Meadow の bin/ ディレクトリにコピーして使っています。 (ange-ftp の場合はオプション設定によって、 一応 Cygwin の ftp を使うことができたりします。)

更新履歴

2004.7.17
遅ればせながら Meadow2 リリースに伴ない修正。
2003.10.11
フォント設定が古いままだったので修正。
2003.7.12
w32-focus-frame が使えるようになった。
2003.5.28
x-display-pixel-height, x-display-pixel-width が実装された。
2003.2.2
woman 対策は不要になったので削除。
2002.12.15
作成。