最終更新日 2004/07/08(Thu)

Meadow 2 を GCC でコンパイルする


タイトルでは GCC となってますが、VC でのコンパイル方法も掲載しました。

このページでは、Meadow 2 をコンパイルする方法を説明します。
現在では NetInstall でバイナリをダウンロードすることもできますが、 やっぱりソースファイルを自分でコンパイルしたいという人は参考にして下さい。

用意するもの

コンパイルするために以下のものを用意しましょう。

Meadow 2.00 のソース

Meadow 2.00 のソースをダウンロードします。

一次配布先
http://www.meadowy.org/meadow/dists/Meadow-2.00-src.tar.gz
Ring Server でのミラー
Meadow は Ring Server でミラーされています。 負荷分散のために、ミラーでのダウンロードを推奨します。 おてごろなサーバを選択してダウンロードして下さい。

Cygwin のなるべく新しいバージョン

GCC によるコンパイルには Cygwin を利用します。 GCC などのコンパイルに必要な一連のパッケージをインストールします。 また、Cygwin の GCC で Windows ネイティブなアプリケーションを作成するには、 MinGW 関連のパッケージも必要です。これもインストールします。

VC でコンパイルする場合は必須ではないですが、 bzip2, tar などが必要になるので、 Cygwin をインストールした方が良いのではないかと思います。

だいたい以下のようなパッケージが揃っていればコンパイルできるはずです。
なお、cygwin1.dll, gcc はちょっとぐらい前のでも良いかもしれませんが、 mingw-runtime, w32api が古いとコンパイルできないかもしれません。

mingw-rintime 3.2-1 が提供するヘッダには、 Meadow のビルドに問題を起こすバグが確認されています。 すでに Meadow では回避策がとられていますが、ご注意下さい。
なお、現在ヘッダの修正された mingw-runtime 3.3-1 がリリースされています。 こちらを使いましょう。

各パッケージの現在インストールされているバージョンのチェックは cygcheck コマンドを用いて以下のようにすることができます。

$ cygcheck -c cygwin gcc gcc-mingw mingw-runtime w32api binutils bash
Cygwin Package Information
Package              Version        Status
bash                 2.05b-16       OK
binutils             20040312-1     OK
cygwin               1.5.10-3       OK
gcc                  3.3.1-3        OK
gcc-mingw            20030911-4     OK
mingw-runtime        3.3-1          OK
w32api               2.5-1          OK

ImageMagick

Meadow 2 本体のみではビットマップ(BMP)程度しか表示できません。 JPEG, PNG などのイメージを表示するには ImageMagick をインストールする必要があります。 (ツールバーのアイコン表示にも ImageMagick が必要です。)

Meadow 2 が対応しているのは、ImageMagick 6.0.1 です。

まず、ImageMagick-6.0.1-Q16-windows-dll.exe を実行し、 インストーラの指示に従って ImageMagick をインストールします。

なお、Meadow が ImageMagick を利用するためには、 ImageMagick に対してパスが設定さていなければなりません。 ちなみに、パスはインストーラで設定することが可能です。 インストーラにパスを設定するかどうかのチェックボックスがあるので、 手動でパスを設定するのが面倒な人は、 チェックがはいっていることを確認してインストールを実行してください。

Visual C++ 6.0 もしくは Visual C++ .Net (VC の場合)

Visual C++ によるコンパイルでは、 バージョン 6.0、 7.0 および 7.1 に対応しています。

Win32 用の tar.bz2 を展開できるアーカイバ(VC の場合)

Cygwin があれば必要ではないのですが、 諸般の事情で Cygwin をインストールできない場合は、 Windows に移植された .tar.bz2 を展開できるアーカイバを別途調達する必要があります。

コンパイル手順

GCC による場合と、VC による場合ではコンパイル手順が異なります。

GCC の場合

ダウンロードしたソースを適当な作業ディレクトリに置き、 以下の手順でコンパイルします。

以下の例では c:/Meadow ディレクトリの下にインストールします。 他のディレクトリにインストールする場合は適宜変更して下さい。

$ tar jxvf Meadow-2.00b2-src.tar.bz2
$ cd Meadow-2.00b2-src/nt
$ ./configure.meadow.bat --with-gcc --no-cygwin --no-debug \
    --prefix=c:/Meadow
$ make bootstrap
$ make install

これでコンパイルが完了です。 あとは、これまでの Meadow と同様に install.exe を実行します。

VC の場合

DOS プロンプトを開いて以下のように作業します。 c:\source にソースを展開してコンパイルし、 c:\Meadow 以下にインストールする場合の例ですので、 他のディレクトリで作業する場合は適宜読み替えて下さい。

また、以下の例ではアーカイバを展開するために Cygwin のツールを使っています。 それ以外のツールを使用する場合は適宜読み替えて下さい。

> tar jxvf Meadow-2.00b2-src.tar.bz2
> cd Meadow-2.00b2-src\nt
> configure.meadow --with-msvc --prefix c:\Meadow
> nmake bootstrap
> nmake all

これでコンパイルは完了です。 後はこれまでの Meadow と同様に install.exe を実行します。

設定について

フォント以外については、 おそらく Meadow 1.15 や Emacs 21 の設定が使えるのではないかと思います。 色々試してみましょう。 設定についてのページも書きましたので、 参考にして下さい。

フォントの設定については以下のページが参考になります。

あと、添付されている dot.emacs.ja には目を通した方が良いと思います。 (Meadow 1.x の設定なので、フォントなどのそのまま使えない設定も含まれていますが)

最後に

このページの内容は基本的に無保証です。 適用の際は自己責任でお願いします。 また、Meadow 2 の動作については、私に直接質問されても答えられるとは限りません (どちらかというと私自身聞きたいです(^^;;;;;)。 質問は ML や掲示板などにお願いします。

更新履歴

2004 年以降の履歴です。

2004.7.8
Meadow 2.00 (KIKYOU) のリリース(7/7)にともない一部修正。
2004.5.11
Meadow2 は ImageMagick 6.0.1 を利用するように変更されました。
2004.2.8
古くなった記述のこまごまとした修正
2004.1.7
2.00b2 リリースによる修正